退位礼正殿の儀の天皇陛下のおことば(平成31年4月30日) ZIPANG-3 TOKIO 2020

はじめに 記事をお届けするに当たり、先の北海道における地震災害、関西地方ならびに中国四国・九州地方における大雨・地震災害で未だ行方不明、並びに亡くなられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、被災された全ての方々に心よりお見舞い申し上げます。  


1933年。前列:昭和天皇陛下、貞明皇太后(大正天皇皇后)。
後列:皇后陛下、皇太子殿下(今上天皇陛下)。ご一家お揃いの懐かしいお写真です。
鎹八咫烏 蔵

富山県射水市にて天皇・皇后両陛下行幸啓
放生津八幡宮は御神輿及び13本の曳山にてお出迎えし、両陛下の天覧を賜りました。

富山県射水市にて天皇・皇后両陛下行幸啓記念歌碑


天皇陛下のおことば

退位礼正殿の儀の天皇陛下のおことば(平成31年4月30日)


今日をもち,天皇としての務めを終えることになりました。
ただ今,国民を代表して,安倍内閣総理大臣の述べられた言葉に,深く謝意を表します。
即位から30年,これまでの天皇としての務めを,国民への深い信頼と敬愛をもって行い得たことは,幸せなことでした。
象徴としての私を受け入れ,支えてくれた国民に,心から感謝します。
明日から始まる新しい令和の時代が,平和で実り多くあることを,皇后と共に心から願い,ここに我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります。


Remarks by His Majesty the Emperor on the Occasion of the Ceremony of His Abdication at the Seiden (State Hall), April 30, 31st Year of Heisei (2019) 

Addresses by His Majesty the Emperor (April 30, 2019)


Today, I am concluding my duties as the Emperor.
I would like to offer my deep gratitude to the words just spoken by Prime Minister Shinzo Abe on behalf of the people of Japan.

Since ascending the throne 30 years ago, I have performed my duties as the Emperor with a deep sense of trust in and respect for the people, and I consider myself most fortunate to have been able to do so. I sincerely thank the people who accepted and supported me in my role as the symbol of the State.

I sincerely wish, together with the Empress, that the Reiwa era, which begins tomorrow, will be a stable and fruitful one, and I pray, with all my heart, for peace and happiness for all the people in Japan and around the world.


御即位当日行事一覧

令和元年5月1日(水)



御即位一般参賀要領

期日 5月4日

参入時刻 (午前9時30分~午後2時30分)

参入門 皇居正門(二重橋)

退出門 坂下門,桔梗門(ききょうもん),大手門,平川門,北桔橋門(きたはねばしもん),乾門

お出まし(予定)

○第3回までは,天皇皇后両陛下,秋篠宮皇嗣同妃両殿下始めお出ましになれる成年の皇族方

○第4回以降は,天皇皇后両陛下,秋篠宮皇嗣同妃両殿下,眞子内親王殿下及び佳子内親王殿下

第1回 午前10時00分頃
第2回 午前11時00分頃
第3回 正午頃
第4回 午後1時00分頃
第5回 午後2時00分頃
第6回 午後3時00分頃


宮内庁からのご協力のお願い

参入門の閉門時刻は午後2時30分となっております。入門する際に手荷物検査等が行われますので,十分な余裕を持ってお越しください。

参賀者多数の場合,皇居前広場から正門(二重橋)までに2時間以上かかる場合があります。

また,閉門時間にあわせた整理誘導を行いますので,御協力をお願いします。


前日(5月3日)の夕方及び当日(5月4日)の未明から,皇居外苑付近に整列することは御遠慮願います。
お出まし終了後は,次の方々が入場できるように,参賀会場からの退出に御協力をお願いします。


宮内庁地方機関での記帳について

宮内庁地方機関においては,
次のとおり御即位一般参賀(記帳)をお受けになられます。


(1)御即位一般参賀(記帳)の場所

正倉院事務所
御料牧場
京都事務所(京都御所)
多摩陵墓監区事務所
桃山陵墓監区事務所
月輪陵墓監区事務所(月輪陵墓監区事務所及び後鳥羽天皇火葬塚)
畝傍陵墓監区事務所
古市陵墓監区事務所(古市陵墓監区事務所及び古市陵墓監区百舌鳥部事務所)
那須御用邸管理事務所
須崎御用邸管理事務所
葉山御用邸管理事務所

○京都事務所は,京都御所の宜秋(ぎしゅう)門内において記帳。
○月輪陵墓監区事務所は,同事務所に加えて,後鳥羽天皇火葬塚においても記帳。
○古市陵墓監区事務所は,同事務所に加えて,百舌鳥部事務所においても記帳。
○那須御用邸管理事務所は,日光国立公園那須高原ビジターセンターでなく,従前どおり同事務所において記帳。

(2)日時

5月4日(土)及び5日(日)
午前9時から午後4時まで。(状況により,適宜受付時間を延長。)

(3)資格等

参賀(記帳)者の資格に制限はなく,服装は任意。


昭和44年9月天皇・皇后両陛下と長崎県壱岐でお目に掛かった折のお写真が御滞在先の国民宿舎に今も飾られています。天皇陛下の皇太子、皇后陛下の皇太子妃時代(50年前)です。その後、建物は建て替えられ、同時に天然温泉、底に石を敷き詰めた石造り縁起の良い瓢箪型大浴槽は造り変えられましたが、ご来臨記念の像は当時のまま国民宿舎の栄誉として建っております。


編集後記

平成への惜別の言葉

愈々あと5分で新しい時代のはじまりです。


明仁天皇陛下、美智子皇后陛下、30年間という長きにわたり、我が国に起こった様々な出来事と私達国民が辿った、日常生活へのご関心。とりわけ第二次世界大戦の東南アジアでの戦没者、戦争の傷跡が残る沖縄の方々や、原爆の犠牲者、3.11等の大きな災害で犠牲になった人々への細かいご配慮、慰めのお言葉とそのお姿は、私達国民には今尚、心の奥に深く刻み込まれております。


このお姿こそ、私達日本人としてのあるべき全き姿としての模範を語らずお教え頂きました。これこそ、目指すべき日本の美学、秩序でした。


これからは、ご余生を十分に両陛下ご自身のご養生とご関心事に専念されることを衷心より願うものです。


そして幾久しく上皇、上皇后として私達を一段と高みより見守ってくださいませ。


最後の最後まで、私達に寄り添って頂き本当に有難う御座いました。今更幾重にも感謝の念を禁じ得ず、令和の時代を迎えても、終生お二人のお姿を目に焼き付けてお慕いし、日々過ごして参る所存です。



鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」の明和町観光大使



協力(順不同・敬称略)

宮内庁 〒100-8111 東京都千代田区千代田1-1 電話:03-3213-1111(代表)

放生津八幡宮 〒934-0025 富山県射水市八幡町2-2-27 TEL:0766-84-3449



※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。 


ZIPANG-3 TOKIO 2020

2020年東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。この機会に、世界の人々にあまり知られていない日本の精神文化と国土の美しさについて再発見へのお手伝いができればと思います。 風土、四季折々の自然、衣食住文化の美、神社仏閣、祭礼、伝統芸能、風習、匠の技の美、世界遺産、日本遺産、国宝等サイトを通じて平和な国、不思議な国、ZIPANG 日本への関心がより深かまるならば、私が密かに望むところです。

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