はじめに 記事をお届けするに当たり、この度の九州豪雨と山形沖の地震災害、並びに近年の北海道・関西地方、並びに中国四国・九州地方他、多くの大雨・地震災害で未だ行方不明、並びに亡くなられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、被災された全ての方々に心よりお見舞い申し上げます。
日本の棚田百選「神谷(かんだに)の棚田」
厳しい条件下で作られた棚田には、観る人をより惹き付ける何かを感じさせてくれます…
神谷の棚田
棚田の四季
春の棚田 …陽の光を一杯受けていかにも稲の成長を促しているようです。
夏の棚田 緑の棚田に石州赤瓦が映えています
秋の棚田 実りの秋です
冬の棚田 人も棚田も一休み。春よ来い早く来い…♫
どこからともなく子供たちの歌声が・・・
神谷地区の棚田は、鉄穴流しによる砂鉄採集作業の過程から出る大量の土砂を利用して形成されたと考えられ、最も盛んに操業された江戸時代以降に築かれたものと思われます。
1975年頃から邑南地域でも圃場整備事業が進められ、石垣風景が失われることになりましたが、神谷地区では地形的に傾斜が急で、整備効果が期待できなかったため、事業は一部しか行われませんでした。
作業条件が厳しい中でも、地域の人々によって棚田は営々と守られ、昔のままの風景が残ることになりました。
そして1999年に神谷地区の棚田は農林水産省の「日本の棚田百選」に認定されました。
ヨーロッパの古代遺跡「水道橋」を彷彿とさせる「JR三江線の宇都井駅」
神谷の棚田周辺には、平成30年4月に廃線となったJR三江線の宇都井駅や、4月に見ごろを迎える花桃が有名な川角(かいずみ)の桃源郷、上田・平佐の棚田等、見どころが沢山あります。きっと貴方は、日本の原風景「神谷の棚田」に癒されることでしょう。
棚田オーナー制度
山里で、昔ながらに培われた農法で、澄んだ水を利用し、米作りをしてきた神谷の棚田。
神谷の棚田は石積みと周辺の野山の景色がすばらしく、「日本の棚田百選」にも選ばれました。
このような環境で、地元農家の方と一緒に「田植え・収穫」などの自分でできる米作りを楽しんでみませんか?
棚田オーナーによる棚田農作業の様子です
令和元年度 棚田オーナーによる田植えを開催しました。
晴天が続き水不足が心配されましたが、今年も棚田の田植えを5月19日(日)に開催。
昨年に引き続いてのたくさんのオーナー中、新規で2組の参加者があり、慣れない作業で苦戦しながらも楽しく田植えをされていました。
昼食は地元で採れた山菜の天ぷらやタケノコ料理など、農作業後の新鮮野菜の食事は特別に美味しい、また久しぶりに会うオーナー同志の会話も弾む楽しみのひとときです
7月7日(日)、令和初梅雨の合間にオーナーによる棚田の草取りを行う。
5月に植えた苗も天候にも恵まれて予想以上に生育しており、参加者は慣れない作業で足を取られながら雑草を抜き採っていました。
今後順調に生育すれば9月中旬には稲刈りが出来るでしょう。
農産物販売
棚田米
白米 2kg袋、5kg袋、10kg袋 玄米 30kg袋
年間を通じ寒暖の差が大きく、清らかな湧水で育てられた棚田の恵みをぜひご賞味ください。注)なくなり次第終了
詳しいお問い合わせ
神谷棚田保全組合 福田 誠治
〒696-0602 島根県邑智郡邑南町上口羽418 TEL:090-1680-4722
田植囃子
三年に1回行われる「宮尾山八幡宮の秋まつり」
花笠に浴衣、紅たすき姿の若衆が腰に太鼓をつけ、五穀豊穣を願い、子供たちが奏でるお囃子にのって村中を踊り歩きます。
豊作祈願の子供神輿
子供たちも一緒に、手づくりの神輿を担いで豊作祈願の神輿奉納です。
邑南町「エコミュージアム構想」について
邑南町於保知盆地
邑南町は、平成16年10月に石見町、瑞穂町、羽須美村の2町1村が合併してできた町です。旧三町村は 、これまでそれぞれの理念に基づき、特色あるまちづくりを展開してきました。 そのひとつ旧瑞穂町では、町の豊かな自然を生かした町政を進めていました。その象徴が町全体を1つの博物館に見立てた「エコミュージアム構想」です。
「町の自然、歴史、生活などすべてが町民の財産。それを飾る博物館が町そのものということ。町民が町の生活に誇りを持てるように」との狙いがありました。 合併後の邑南町でも「エコミュージアム」の理念は残っています。里山の保全と価値の再発見に向けた事業に取り組み、林業や農業の振興だけでなく、循環型社会の実現につながるような山林の有効活用を目指しています。
邑南町は、中国地方でも山間部の河川上流に位置しています。少子高齢化が進み限界集落となる地域が多くなっています。しかし、これら集落は、豊かな自然環境や伝統文化を継承する心を癒す安らぎの空間として重要な役割を持っています。その集落を存続することは、自然環境はいうに及ばず人間教育や福祉にとっても極めて重要です。
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(順不同・敬称略)
神谷棚田保全組合 〒696-0602島根県邑智郡邑南町上口羽418 T E L : 090-1680-4722
邑南町役場 〒696-0192島根県邑智郡邑南町矢上6000番地 電話 0855-95-1111(代表)
※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。
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