ZIPANG-3 TOKIO 2020 ラリックが日本最大級のアート&デザインの祭典「DESIGNART TOKYO 2019」 に初参加

はじめに 記事をお届けするに当たり、このたび関東地域を直撃した、強烈な台風15 号による被害は特に炎天下、長期間の停電復旧の遅れで、亡くなられた方々を始め、多岐に亘って被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。



ラリックについて

1888年にフランスで創業されたラリックは、“クリスタルガラス界のオートクチュール”と称される最高峰のメゾンです。「モダンジュエリーの生みの親」として知られるルネ・ラリック(René Lalique)は、ガラスを使った創作においても芸術の巨匠となりました。時を経てその名前は唯一無二のサヴォワ・フェール(熟練技)を示すゆるぎない象徴となり、さらにラグジュアリー、卓越性、創造性、そして広く名高い芸術的なスタイルと同義となっています。 創業者ルネ・ラリックが確立した、圧倒的な職人技術と比類のないクリエイティビティを現代に受け継ぐメゾン ラリックは、現在ではクリスタルの装飾品(デコラティブ)をはじめ、ジュエリー、インテリア、アート、ワイン、フレグランスの6つのカテゴリーを展開し、タイムレスな魅力を発信する「ライフスタイル メゾン」として進化を続けています。


ルネ・ラリックの歴史

ルネ・ラリック シャンゼリゼ・ショッピング・アーケードの噴水(1926年)飛騨高山美術館に展示。アール・デコ期のガラス芸術作品として世界で唯一現存するガラスの噴水です。


-1860年ルネ・ラリック誕生-

フランスのシャンパーニュ地方マルヌ県アイ村で誕生した彼は、その数年後、一家でパリに移り住みましたが、休暇にはアイ村に戻る生活を送っていました。ルネ・ラリックの故郷に対する深い愛情は、生涯変わることはありませんでした。


-1885年パリに最初の工房を設立-

父親の死後、貴金属細工師のルイ・オーコックのもとに弟子入りし、パリの国立高等装飾美術学校で学んだ後、英国でさらに二年間、ジュエリー制作の技術を学びました。

1885年、ジャクタやカルティエ、ブシュロンといったジュエリーブランドに傑出したデザイナーであると認められたルネ・ラリックは、パリのプラス・ガイヨンにあった宝石職人ジュール・デスタープの工房を買い取ります。


-1888年古代の美術品とジャポニスムにインスパイアされた最初の装飾品-

ラリックはパリのキャトルセプトンブル通りに工房を設立し、革新的な素材を使用して制作したこの作品により、当時のジュエリー制作の伝統を打ち破りました。貴石をふんだんに使用した豪華絢爛な装飾スタイルが好まれていたため、独創性や個性は軽視されていました。素材を自身のデザインの中核に据え、素材の持つ力、光、色を重視した彼は、こうして、貴金属、宝石、半貴石、マザーオブパール、象牙、角、エナメル、ガラスなどを自在に組み合わせる技法を確立したのです。

1888年、ルネ・ラリックは"RL"のロゴを登録し、彼の名で制作されたオリジナルの作品にサインを刻みました。


-1890年ジュエリーからエナメル、ガラスへールネ・ラリックの手によるジュエリーは大評判となりました。

彼がパリのテレーズ通り20番地に3番目となる工房を開き、ガラスを使用した製品を発表しはじめたのもこの頃です。当時ラリックは、ジュエリーの素材として、エナメルやガラスを、ゴールド、オパール、パール、アメシストなどと同様に取り入れていました。


-1900年パリ万国博覧会-

ジュエラーとしての名声を確立したルネ・ラリックは、著名なセレブリティたちのためにジュエリーを制作するようになりました。彼が目指していたものは「誰も見たことのないジュエリー」であり、「モダンジュエリーの先駆者」と称賛されました。当時では革新的なデザインであったラリックのジュエリーは社交界の重鎮たちをも魅了し、同時代に活躍していた他の著名なジュエリー作家からも高い評価を受けました。さらに彼は各国の王室から依頼を受けるようになり、世界中の富裕層がこぞって彼の作品を収集するようになりました。

1900年、パリ万国博覧会に参加したラリックは、ジュエラーとして最盛期を迎えました。同年、ラリックはレジオン・ドヌール勲章の「オフィシエ」を受賞しました。


ダミアン・ハーストとコラボレーションしたアートピースを一挙に公開!日本初公開の作品も 

LALIQUE x Damien Hirst《エターナル》コレクション


ETERNAL IMMACULATE
《エターナル イマキュレート》11,745,000円(税別価格)【日本初公開作品】


ラリックはこのたび、日本最大級のデザイン&アートフェスティバル「デザイナート・トーキョー2019」に初参加。ダミアン・ハースト(Damien Hirst)とのコラボレーション作品《エターナル》コレクションを一挙に展示いたします。


130年周年を数えたラリック。創業者ルネ・ラリックの革新的な創造性を受け継ぎ、代名詞といえる独自のアーティスティックなスタイルを受け継ぎながら、ライフスタイルメゾンとして進化を続けています。その圧倒的なサヴォワ・フェール(職人技)、芸術的なアプローチは数々の世界的なアーティストを惹きつけ、インスピレーションを与え、共同制作によって新たなクリエイションの可能性を切り拓いてかつてないアート作品を生み出してきました。


そして、計り知れない才能を持つ世界的なアーティストであるダミアン・ハーストとラリックとの、ユニークなコラボレーションが実現しました。「生命の循環」を象徴する様々なモチーフをクリスタルで表現した《エターナル》コレクションは、彼が愛してやまない「科学」「宗教」「生命」そして「死」というテーマを包括しながら、メゾンの極めて高度なクラフツマンシップと融合し、“永遠の“輝きを放っています。


ラリックは、「デザイナート・トーキョー2019」に初参加。旗艦店であるラリック銀座本店にて、このダミアン・ハーストとのコラボレーション作品のうち、日本未上陸作品を含むオブジェ9作品を公開いたします。


 メゾンの伝統技法が導いた新たなクリエイション 

アーティストの意思を捉えて緻密に再現するために、高度な技術を持つ熟練したメゾンの職人たちは伝統的な手法である「ロストワックス技法」を用いました。極めて複雑な工程と熟練した技術を要するテクニックで、「この伝統技法が実際に使われているということが素晴らしい。想像という地平において常に繰り広げられてきた“錬金術”を思わせる。真にモダンな作品を造り出すために、クリスタルという素材と技術の限界を超えていくことに、私は夢中になる。」


ダミアンにとって、ラリックと共にクリスタルガラスを用いた創作に取り組むことは、原点への回帰でもありました。「私はガラスという素材がとても好きだ。ソリッドでありながら透明という相反する要素を持っているから。自分でも、薬品棚の作品やホルムアルデヒドの作品の創作に使ってきた。クリスタルガラスは扱いがとても難しい素材だが、うまく扱うと極めて美しく、しかも輝きが褪せることがない」。


すなわち、この一連のコラボレーション作品は、ガラスというマテリアルを自身の作品でも使用してきたこの芸術家と、創業者ルネ・ラリックのヘリテイジを受け継ぎつつ更なる表現の可能性を追求するメゾン・ラリックによる想像の集大成と言えます。「ラリックの類まれな職人技術と、驚くべきメゾンの歴史との出会いによる成果は、私の期待を大きく超えた。」ラリックとダミアンの創作の作業は4年の月日を数えるものでした。


■INFO

|LALIQUE x Damien Hirst |

2019年10月18日(金)~10月27日(日) 11:30~20:30

ラリック銀座本店(東京都中央区銀座5-6-13 0120-505-220)


 LALIQUE x Damien Hirst《エターナル》コレクション



ETERNAL CROSS
《エターナル クロス》 7,087,000円(税別価格)
Photographed by François Fernandez @Damien Hirst, Science Ltd and Lalique. All rights reserved, DACS/ADAGP 2017



ETERNAL BELIEF 《エターナル ビリーフ》 17,212,000円(税別価格)【日本初公開作品】 Photographed by François Fernandez @Damien Hirst, Science Ltd and Lalique. All rights reserved, DACS/ADAGP 2017


ETERNAL SLEEP 《エターナル スリープ》 ブラック 5,062,000円 / クリア 4,050,000円 /
サテン 4,050,000円 (すべて税別価格)

Photographed by Prudence Cuming Associates Ltd @Damien Hirst, Science Ltd and Lalique. All rights reserved, DACS/ADAGP 2017


参考

DESIGNART TOKYO とは

東京の街全体がミュージアムになる10日間

2019.10.18 Fri ー 10.27 Sun

表参道・外苑前 / 原宿・明治神宮前 / 渋谷・恵比寿 /代官山・中目黒 / 六本木 / 新宿 / 銀座 で開催!


感動を、すべての人々に

「DESIGNART TOKYO」は、毎年秋に開催するデザイン&アートフェスティバルです。世界屈指のミックスカルチャー都市である東京を舞台に、世界中からアート、インテリア、ファッション、テクノロジーなどさまざまなジャンルのモノやコトが集結し、都内各所で多彩な作品を発表していきます。



鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使



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ZIPANG-3 TOKIO 2020

2020年東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。この機会に、世界の人々にあまり知られていない日本の精神文化と国土の美しさについて再発見へのお手伝いができればと思います。 風土、四季折々の自然、衣食住文化の美、神社仏閣、祭礼、伝統芸能、風習、匠の技の美、世界遺産、日本遺産、国宝等サイトを通じて平和な国、不思議な国、ZIPANG 日本への関心がより深かまるならば、私が密かに望むところです。

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