はじめに 記事をお届けするに当たり、先の北海道における地震災害、関西地方ならびに中国四国・九州地方における大雨・地震災害で未だ行方不明、並びに亡くなられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、被災された全ての方々に心よりお見舞い申し上げます。
『鉄斎と茶の湯』
【開催期間】 2019年現在開催中~6月23日 9:30~16:30
展示替え期間以外は無休(展示替え期間:5/13~5/16)
【開催場所】清荒神清澄寺 鉄斎美術館 別館「史料館」
【内容】 近代文人画の巨匠・富岡鉄斎は、煎茶文化に造詣が深いことで有名ですが、その一方で、茶の湯の世界にも精通し、関係の作品を数多く造しています。千利休をはじめとする茶人の著述、肖像、茶室などを考証して、根底に流れる精神を理解することに努めました。また、茶法にとらわれない茶人丿貫※や豊臣秀吉が催した北野大茶会などの逸話を愛しました。鉄斎が京都の名工たちと合作した道具類と、茶の湯にまつわる書画をお楽しみください。
※丿貫( へちかん )は、戦国時代後期から安土桃山時代にかけての伝説的な茶人。なお「丿」は漢字である。武野紹鴎の門で茶を修め、美濃の出とも言われる。
【お問い合わせ先】
鉄斎美術館
住所 〒665-0837 宝塚市米谷字清シ一番地 清荒神清澄寺山内
電話 0797-84-9600 メール tessaimuseum@kiyoshikojin.or.jp
特別展・企画展
2019年度春期企画展「高野山と不思議な話」
【期間期間】:2019年現在開催中~7月15日(月曜・祝日)
前 期:現在開催中~6月 2日(日曜日)
後 期:6月 4日(火曜日)~7月15日(月曜・祝日)
【開催場所】高野山霊宝館
【内容】高野山を開創した弘法大師空海は非常に多くの伝承が全国各地に残されており、これほど多くの伝承が残っている人物は日本でも稀だといえます。また、高野山は1200年も前から、霊地として信仰されており、こちらも多くの伝承が残っています。そこで、今回の展覧会では、空海に関わる伝承や、高野山に伝えられてきた不思議な話とそれにまつわる文化財を中心に紹介します。
この展覧会を通じて、ちょっと違った視点で高野山を堪能してみませんか?
重要文化財「 厨子入倶利伽羅龍剣」
【お問い合わせ先】
高野山霊宝館
住所 〒648-0211 和歌山県伊都郡高野町高野山306
TEL 0736-56-2029
高野山霊宝館とは
【内容】高野山は弘法大師の開創以来、12世紀にわたる長い歴史の中で栄枯盛衰を繰り返し、今なお法燈を守り続ける真言密教の一大道場です。
開創以来、幾たびかの自然災害や明治初期の廃仏毀釈などで、山上の優れた文化遺産を焼失、散逸させてしまいましたが、現在なお117ヶ寺に有する文化財は膨大な量を誇り、まさしく文化財の宝庫、宗教芸術の殿堂と呼ばれる所以がここにあります。さらに、平成16年(2004年)にはユネスコ世界文化遺産に登録され、国境を越えた世界共通の宝物として注目を集めています。
高野山霊宝館は、こうした高野山内の貴重な文化遺産を保存展観する施設として大正10年(1921年)に有志者の寄付と金剛峯寺によって開設されました。この時に建てられた本館は、平成10年(1998年)に登録有形文化財として指定されています。
近代デザインの誕生-京都工芸繊維大学 美術工芸資料館 名品展
【開催期間】
Part 1〈前期〉2019年5月15日(水)から6月15日(土)まで
Part 2〈後期〉2019年6月24日(月)から8月10日(土)まで
○休館日
日曜日、祝日、展示替え期間(6月16日~23日)
○開館時間
10時-17時(入館は16時30分まで)
【会場】
京都工芸繊維大学ML(Museum&Library)連携
第1会場 美術工芸資料館
第2会場 附属図書館
【内容】
「デザイン」という語は、現在では幅広い意味で用いられています。意味の拡大は20世紀後半以降、急速に進みました。デザインをテーマにした展覧会も最近では頻繁におこなわれるようになっています。いまやデザインは巷に溢れていると言ってもよいでしょう。
ロンドン郊外のアーツ・アンド・クラフツ運動拠点レッドハウス丸窓 ©鎹八咫烏
19世紀後半に、イギリスではウィリアム・モリスがアーツ・アンド・クラフツ運動をはじめ、やがて、世紀末にはアール・ヌーヴォーが席巻し、ポスターという新しい表現が人びとの目を引き付けることになります。20世紀前半には、ドイツ工作連盟、バウハウスが誕生し、アール・デコ様式が街を彩るようになります。そして、デザインに対して人びとがひろく関心を払うようになり、デザイナーという職種も確立します。日本ではやはり19世紀の後半に東京と京都に図案(図按)のための教育機関が登場します。明治時代を代表する洋画家のひとり浅井忠は、1900年のパリ万博を視察に訪れ、ヨー口ッパの新しい芸術思潮を目の当たりにして、デザインへの関心を深めます。日本でも20世紀前半になるとポスターが制作され、やがてデザイナーが登場します。
京都工芸繊維大学美術工芸資料館が収蔵する作品の中核をなすのは、1902年の京都高等工芸学校開校時から教材として収集・購入された美術工芸品です。初代の教員である浅井忠や武田五ーは、世紀末から20世紀初頭のヨーロッパで、教材のためにポスターや工芸品を積極的に買い求めました。そのほかにも、ひろく欧米各国から最新流行のデザイン資料を取り寄せます。今回の展覧会「近代デザインの誕生一京都工芸繊維大学美術工芸資料館名品展-」では、美術工芸資料館の収蔵資料のなかから、日本におけるデザイン黎明期に参考資料、教材として収集され、実際に実習等で活用された資料類を展示します。これらの資料類を手がかりにして、世紀末から20世紀初頭にかけての日本で、デザインがどのように浸透していったのか、そして、それがどのような展開をみせたのかをご覧いただきたいと思います。
○入館料
一般200円、大学生150円、高校生以下無料
*京都・大学ミュージアム連携所属大学の学生・院生は学生証の提示により無料で入場できます。
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳または被爆者健康手帳をお持ちの方及び付添の方1名は無料です(入館の際は、手帳の提示をお願いします)。
※8月9日、10日はオープンキャンパスを開催いたします。当日の入館は無料です。
【主催】
京都工芸繊維大学・京都工芸繊維大学美術工芸資料館
【お問い合わせ】
〒606-8585 京都市左京区松ヶ崎橋上町
Hashigami-cho Matsugasaki Sakyo-ku Kyoto-shi Kyoto 606-8585 Japan
tel 075-724-7924 e-mail shiryokan@jim.kit.ac.jp
◎本展覧会は、クラウドファンディングによるご支援を受けて修復したポスターを展示しておられます。ご支援なさったサポーターの方々です。
〈サポーターのみなさま(敬称略)〉
はるか 阪田 (岩根)弘子 Yoshikazu 大木賀惠 中伏木新 王 聖美 岩城 喜久 株式会社タピエ 指方 千奈夢 寺本健三 根津 歩 小山清司 杉本 崇 イッペ・イノウ 永井孝幸 菊地 サトウ ヤスコ 設計組織アルキメラ 柴 昂祐 松尾憲司 Miki 神田倫代 杉本雅子 菅原智子 naraco 梅原 大祐 梅村睦美 樋口直正.佳子 fukue w&w 渕 清和
Wed. 15 May - Sat. 15 June, Mon. 24 June - Sat. 10 August 2019
10:00 - 17:00
Closed: every sunday, national holiday
Adults / 200yen Students (College, University) / 150yen
*Free for High School students and Below
*Free for students of the university affiliated with University Museum Association of Kyoto
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」の明和町観光大使
協力(敬称略)
高野山真言宗 総本山金剛峯寺 〒648-0294 和歌山県伊都郡高野町高野山132
TEL : 0736-56-2011(代表)
文化庁 〒100-8959 東京都千代田区霞が関3丁目2番2号 電話番号(代表)03(5253)4111
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