はじめに 記事をお届けするに当たり、先の北海道における地震災害、関西地方ならびに中国四国・九州地方における大雨・地震災害で未だ行方不明、並びに亡くなられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、被災された全ての方々に心よりお見舞い申し上げます。
“埠頭の上でミナトを楽しむ”
横浜に~客船ターミナル/商業施設/ホテル~新複合施設がオープン
客船ターミナル/商業施設/ホテル概要について
【各施設名称と開業予定について】
新港ふ頭客船ターミナル㈱が横浜市と公民連携して推進する
「YOKOHAMA HAMMERHEAD PROJECT」は、客船ターミナル施設(CIQ 施設※1)を中核に、「食」をテーマとした体験・体感型/ファクトリー型の商業施設、埠頭という希少な立地特性を活かしたラグジュアリーホテル※2 からなる複合施設です。
また、施設周辺も一体的に整備し、突端部分にはハンマーヘッドクレーンを中心としたハンマーヘッドパーク※3 が整備される予定です。
(※1) CIQ 施設:Customs(税関)、Immigration(出入国管理)、Quarantine(検疫)を行う施設。
(※2) ホテル部分は株式会社横浜グランドインターコンチネンタルホテルが経営・運営いたします。
(※3) 横浜市が整備。
現在、イギリス製ハンマーヘッドクレーンは、横浜市、長崎市、佐世保市に3基残るのみ
各施設における名称の決定と開業予定日、商業・ホテルの施設詳細情報
施設総称
横浜ハンマーヘッド (YOKOHAMA HAMMERHEAD)
客船ターミナル
新港ふ頭客船ターミナル (SHINKO PIER CRUISE TERMINAL)
開業・供用予定日 2019 年11 月4 日
ホテル
インターコンチネンタル横浜Pier8 (InterContinental Yokohama Pier8)
開業・供用予定日 2019 年11 月
商業
ハンマーヘッド SHOP&RESTAURANT(HAMMERHEAD SHOP&RESTAURANT)
開業・供用予定日 2019 年10 月
公園
ハンマーヘッドパーク (HAMMERHEAD PARK)
開業・供用予定日 2020 年3 月下旬
【施設コンセプト】
街と船が非常に近いという立地。開かれる港から街へ回遊性が生まれる。コンセプトは「ヨコハマ ウミエキ」
日本初の近代的埠頭として横浜港の中心的役割を担った新港ふ頭に、『YOKOHAMA HAMMERHEAD』はあります。
3 方向を海で囲まれる海上立地で、開放感広がる青い海が見渡せることはもちろん、客船ターミナルから街が非常に近いという国内でも希少性の高い場所です。
ミナト街全体のさらなる発展を目指し、街と陸・海・空をつなぐ海の駅「ヨコハマ ウミエキ」が施設コンセプトです。
訪れる人々が横浜の文化を感じ、豊かな“ミナト時間”を過ごす新たな横浜拠点となります。
【ハンマーヘッド・新港ふ頭の歴史について】
※2 横浜税関陸上設備復旧図1931(昭和6)年より新港㈱が作成
1899(明治32)年に埋め立てを開始し、1914(大正3)年に陸上設備を含めた新港ふ頭の整備は完工しました。
完工と同じ時期に設置されたのは、今回のエリア総称、商業施設名称、公園名称にも使用されている、国内初の港湾荷役専用のイギリス製のクレーン“ハンマーヘッドクレーン”です。それまでは、人力による荷役や小船はしけによる沖合の船との荷役から、直接船への重量物や鋼材の荷役が可能になり、我が国のクレーンによる荷役の先駆けとなりました。
堅固なニューマチックケーソン工法により建築され、1923(大正12)年関東大震災により約80%の岸壁が被害を受けた中で、ハンマーヘッドクレーンは被害を免れました。
※2は、震災後の復旧図となり岸壁と上屋に合わせて番号が付けられ、現在の赤レンガ倉庫側から1 号岸壁(上屋)~12 号岸壁(上屋)まで割り振られました。
1970 年代以降、海上貨物はコンテナが主流になるにつれて埠頭も本牧ふ頭、大黒ふ頭へと外延化していき、新港ふ頭のハンマーヘッドクレーンは2001(平成13)年、88 年間の貨物の積み降ろしの役割に幕を閉じました。
みなとみらい21 事業(再開発計画)の中でも新港ふ頭は都心部に残された港として、赤レンガ倉庫、この50 トンハンマーヘッドクレーンなどの保全と継承を目指し、新たな市民利用施設の整備が進み都市と港の接点=ウォーターフロントとしての役割を与えられました。
資料※1、2「横浜みなと博物館所蔵」
<50 トンハンマーヘッドクレーン(50 トン電気定置起重機)>
所在地:横浜市中区新港2 丁目5-1 製作年:1913(大正2)年 設置年:1914(大正3)年
製作者:Cowans Sheldon & Co. Ltd.(コーワンス・シェルドン社) 定格荷重(吊り上げ能力):50 トン
指定・認定:経済産業省近代化産業遺産(2007(平成19)年11 月認定)
土木学会選奨土木遺産(2018(平成30)年9 月認定)
【新港ふ頭客船ターミナルについて】
横浜港が、2017(平成29)年7月に国際旅客船拠点形成港湾に指定されたことを受けて、クルーズ船の安定的な寄港により、横浜市の地域経済活性化を実現するための具体的な取組について定められました。
本整備事業は、公民連携の新たな形態での開発事業となり、客船の受入機能の強化とともに、ホテル・商業が一体となって人々が憩い、賑わう新たなクルーズ拠点になることを目指します。
横浜港の中でも新港ふ頭客船ターミナルは、11 万 6 千総トン級の客船にも対応できるよう、公共岸壁の改良により総延長340m、水深 9.5mに変更。そして新港ターミナル第1 号入港としてカーニバルコーポレーション社のダイヤモンド・プリンセスを2019(令和元)年11 月4 日に予定しています。
インターコンチネンタル横浜 Pier 8 外観
インターコンチネンタル横浜 Pier 8
1階エントランスは恐らく錆び石(?)の床と木質乱尺の壁面。良い雰囲気ですね。
埠頭に位置する 優雅な プライベート空間「インターコンチネンタル横浜 Pier 8 」
2019年11月、開業
株式会社横浜グランドインターコンチネンタルホテル(神奈川県横浜市西区みなとみらい
1 1 1 、代表取締役社長: 梅村 東)は、新港ふ頭客船ターミナル株式会社が横浜市と公民連携して推進する「 YOKOHAMA HAMMERHEAD PROJECT 」に参画し、新しいホテルを開業。
新しいホテルの名称は「インターコンチネンタル横浜 Pier 8 (ピアエイト 英語表記: InterContinentalYokohama Pier 8 」 です 。 ホテルが位置するのは、国内でも希少な海上立地。 3方向を海で囲まれた埠頭の 低層施設 (3~5階 ならではの眺望は解放感にあふれ、 まるで優雅な船出のひとときのような特別なご滞在を楽しむことができます。
ワールドクラスの数々の ビッグイベント も控え、また 横浜港 の さらなる開発 を受け 、国内外から多くのお客さまが訪れる横浜・みなとみらい 。 「 インターコンチネンタル横浜 Pier 8 」は2019年 11月 、この地から新しい歴史を刻んで いくことでしょう。
【ホテルについて】
西洋文化を独自に取り込み進化させてきた横浜。
海から望むインターコンチネンタル横浜 Pier 8 の夜景
インターコンチネンタル横浜 Pier 8 「ゲストルームF」リビング。ミナトが一望できます
ホワイトとブルーで海を表現。まるで海上にいて船旅をしているような・・・
インターコンチネンタル横浜 Pier 8 落ち着いたナチュラルな雰囲気の「ゲストルームA」
インターコンチネンタル横浜 Pier 8 外観 2階レストラン・ラウンジ
インターコンチネンタルブランドの日本初進出となった「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」が、この新しい事業の経営と運営を手がけ、近接する2つの館が柔軟な連携をはかることで得られる上質なホスピタリティで、新しい横浜文化の提供を実現いたします。
全173の客室はいずれも45㎡以上のゆったりとした設え。大きなガラス張りの窓からは刻々とうつろう横浜港の表情を楽しめます。館内には、レストラン、バー、バンケットルーム、スパ、ジム、さらにルーフトップも備えています。
また埠頭という立地特性をいかした、地域観光資源とのシナジー効果による魅力あふれる体験を、ホテルクオリティのアクティビティとしてご提供する他、クルーズ旅行をご計画のゲストには快適性と共に新しいサービスも用意されています。
【商業施設について】
本施設における商業施設については新港ふ頭客船ターミナル㈱が管理・運営を行います。
商業ゾーンは食をテーマに、豊かなミナト時間を楽しめる多彩な店舗が入居予定です。
最高のビューを楽しめるレストランやティーショップ、ドリンク&テイクアウト、その場で作るスイーツファクトリー、有名ラーメン店が集積するフードホールなど、新業態・初出店含め、厳選された25 店舗のテナントが入居予定です。
また商業環境デザインコンセプトは「THE FACTORY」。
出来立て作りたてをテーマに、ミナトの倉庫をリノベーションしたかのようなファクトリー空間をご提供。
2019 年10 月開業 HAMMERHEAD SHOP&RESTAURANT
商業施設については開業を2019 年10 月とし、商業施設名称を
『ハンマーヘッド SHOP&RESTAURANT(HAMMERHEAD SHOP&RESTAURANT)』
に決定いたしました。
【商業施設のネーミングについて】
『ハンマーヘッド SHOP&RESTAURANT(HAMMERHEAD SHOP&RESTAURANT)』 は、歴史ある風景“荷役の歴史”を継承し、また新たな文化や価値“大型クルーズ客船のターミナル”を生み出す場所として再出発する複合施設「横浜ハンマーヘッド(YOKOHAMA HAMMERHEAD)」の商業部分となります。
当時から健全な姿のまま横浜港の発展に大きく寄与し、歴史遺構として残る「ハンマーヘッドクレーン」から名称を取り入れ命名。
【施設ロゴについて】
【施設シンボルマーク】
【商業環境デザインコンセプトについて】
街と陸・海・空をつなぐ「ウミエキ構想」。
訪れる人々が横浜らしさや文化を感じ、豊かな港時間を楽しめる施設である。CIQ ターミナル・商業・ホテルの複合施設は世界初の海の駅と言えます。
商業ゾーンは食をテーマに、最高のビューを楽しめる。デザインコンセプトは「THE FACTORY」出来立て作りたてをテーマに、港の倉庫をリノベしたかのようなファクトリー空間がよりコンセプトを鮮明にしています。
1 階と2 階をつなぐダイナミックな吹き抜け空間には海をテーマにしたアートオブジェを設置。より海での楽しさや賑わいを演出しています。
【商業施設出店テナントについて】2019 年6 月11 日時点
“埠頭の上でミナトを楽しむ”をテーマに、厳選された25 店舗をご紹介いたします。
・店名 / 運営会社 / 業種
■埠頭の上でつくるスウィートファクトリー&カフェ
・《新業態》《全国初》VANILLABEANS THE ROASTERY /チョコレートデザイン㈱/クラフトチョコレートショップ
・《新業態》《全国初》ありあけ ハーバースタジオ / ㈱ありあけ / スイーツショップ&カフェ
・《新業態》《全国初》鎌倉紅谷Kurumicco Factory / ㈱鎌倉紅谷 / スイーツファクトリー・ショップ&カフェ
■埠頭の上でラーメン集合
・《新業態》《全国初》JAPAN RAMEN FOOD HALL(6 店舗) / ㈱オーシャン / ラーメンフードホール
ラーメン店5 店舗とバーカウンターも併設
■埠頭の上でティータイム
・《神奈川初》ELOISE's Café / ㈱ネクストレイン / フレンチトーストカフェ
・《横浜初》ピーターラビット カフェ / ㈱ラケル / ビュッフェ カフェ&クレープリー
・《新業態》《全国初》YOKOHAMA CARAMELLABO / ㈱ウイッシュボン / スイーツショップ
■埠頭の上で港を楽しむレストラン
・《新業態》《全国初》(仮)CANTEEN / ㈱HUGE / ニューアメリカン、グリル&ブリュワリー
・《神奈川初》アンティーカ ピッツェリア ダ ミケーレ 横浜 / ㈱バルニバービ / ピッツァ・イタリアン
・《新業態》《全国初》(仮)Truffle beauty / ㈱ボネリート / ワイン・トリュフ
・ハングリータイガー / ㈱ハングリータイガー / ハンバーグ・ステーキ
・未定 / ㈱ユニマットプレシャス / 未定
・《新業態》《全国初》COLONIAL BEACH / 株式会社ラックバッググループ / シーフード
■埠頭の上でドリンク&テイクアウト
・《横浜初》茶寮 伊藤園 横浜 / ㈱伊藤園 / ティーショップ・和カフェ
・スターバックスコーヒー / スターバックス コーヒー ジャパン㈱ / シアトル系コーヒーショップ
・THE ALLEY / ㈱ポトマック / 軽飲食・カフェ
・《横浜初》ワンダーフルーツ / ㈱青木商店 / フルーツジュース&デザート
■埠頭の上なのに便利
・セブン-イレブン / ㈱セブン‐イレブン・ジャパン / コンビニエンスストア
・《新業態》《全国初》(仮)AINZ&TULPE BEAUTY FACTORY/㈱アインファーマシーズ/
コスメ・ビューティー雑貨・カフェ
■埠頭の上からオンエア
・マリンFM HAMMERHEAD STUDIO / 株式会社横浜マリンエフエム / ローカルFM 局
【プロパティ―マネジメントについて】
株式会社横浜岡田屋 本部所在地 横浜市西区みなとみらい2-3-5 クイーンズタワーC 棟11 階
代表者 / 岡田 伸浩
【商業環境デザインについて】
株式会社 リックデザイン 本社所在地 東京都渋谷区恵比寿南3-1-24 ヘルメスビル 301
代表者 / 松本 照久
ハンマーヘッド地図
この地図は、国土地理院発行の地理院地図(電子国土web)をもとに新港ふ頭(株)が作成したものです。
【施設概要】
所在地 横浜市中区新港2 丁目14 番1
最寄駅 みなとみらい線 「馬車道」駅 徒歩10 分 「みなとみらい」駅 徒歩12 分
JR 京浜東北線 桜木町駅 徒歩15 分
敷地面積 約17,400 ㎡
規模 階数:地上5 階建 延床面積:約30,300 ㎡
用途 CIQ 施設(1F)、商業施設(1~2F)、
ホテル(1~5F)等
開業 2019 年10 月 ※ホテルは11 月開業予定
設計 株式会社梓設計
施工 五洋建設株式会社
【企業情報】
横浜の地元企業を中心としたコンソーシアム組成と施設開発・運営を実施
新港ふ頭客船ターミナル株式会社
<代表企業>
株式会社 横浜岡田屋 [本社/代表者] 神奈川県横浜市/岡田 伸浩
<構成企業>
株式会社YNP [本社/代表者] 神奈川県横浜市/藤木 幸太
(構成企業:藤木企業株式会社、株式会社小此木、川本工業株式会社、株式会社横浜岡田屋)
株式会社T・Y ホールディングス [本社/代表者] 神奈川県横浜市/堤 猶二
株式会社横浜グランドインターコンチネンタルホテル [本社/代表者] 神奈川県横浜市/梅村 東
野村不動産株式会社 [本社/代表者] 東京都新宿区/宮嶋 誠一
お問い合わせ
YOKOHAMA HAMMERHEAD 開設準備室
Mail:info@hammerhead.co.jp
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」の明和町観光大使
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