はじめに 記事をお届けするに当たり、この度の九州豪雨と山形沖の地震災害、並びに近年の北海道・関西地方、並びに中国四国・九州地方他、多くの大雨・地震災害で未だ行方不明、並びに亡くなられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、被災された全ての方々に心よりお見舞い申し上げます。
さんさ踊りの由来
藩政時代より踊り受け継がれてきた"さんさ踊り"の起源は、三ツ石伝説に由来しています。
その昔、南部盛岡城下に羅刹(らせつ)という鬼が現れ、悪さをして暴れておりました。困り果てた里人たちは、三ツ石神社の神様に悪鬼の退治を祈願しました。
その願いを聞き入れた神様は悪鬼をとらえ、二度と悪さをしないよう誓いの証として、境内の大きな三ツ石に鬼の手形を押させました。
(岩に手形…これが"岩手"の名の由来だとも言われています。)
鬼の退散を喜んだ里人たちが、三ツ石のまわりを「さんささんさ」と踊ったのが"さんさ踊り"の始まりだと言われています。
伝統さんさ踊りとは
さんさ踊りパレード
盛岡市とその周辺地域に踊り継がれてきた伝統さんさ踊りは、各地域によって振り付けや衣装が異なり、そのパレードは圧巻です。また、お祭り期間中は盛岡駅西口の盛岡市民文化ホー ル(マリオス)及び盛岡駅滝の広場で、「伝統さんさ踊り競演会」を開催しています。各団体の競演をお見逃しなく!
伝統さんさ踊り競演会
8月1日~4日の各日、サブ会場では『伝統さんさ踊り競演会』を開催します。2019ミスさんさ踊り・さんさ太鼓連による「華麗なさんさ踊り」と伝統さんさ踊り団体による「味わいのある伝統さんさ踊り」等をお楽しみいただけます。
県内外の観光客にも大変好評なこの競演会では、盛岡市を中心とする近隣市町に、南部藩政時代から伝承されている伝統のさんさ踊りを中心に披露いたします。
各団体(地域)によって振付や衣装・構成などが違いますので、すべての団体をご覧いただいても飽きることがありません。伝統的な踊りの数々をじっくりとご堪能ください。
さんさ踊り伝統競演会 市民文化ホールにて・・・衣装と仕草に注目
さんさ踊り伝統競演会 市民文化ホールにて・・・衣装と仕草に注目
さんさ踊り伝統競演会 市民文化ホールにて・・・衣装と仕草に注目
さんさ踊り伝統競演会 滝の広場にて・・・衣装と仕草に注目
さんさ踊り伝統競演会 滝の広場にて・・・衣装と仕草に注目
さんさ踊り伝統競演会 滝の広場にて・・・衣装と仕草に注目
日時
8 月 1 日(木)~ 8 月 4 日(日) 午後 1 時~午後 4 時(予定)
会場(サブ会場)
①盛岡市民文化ホール(マリオス) 大ホール―有料・入場券が必要
(岩手県盛岡市盛岡駅西通二丁目9番1号、盛岡駅西口から徒歩3分)
②JR盛岡駅前 滝の広場―無料・入場券不要
(JR盛岡駅東口タクシー乗り場そば)
入場券
(盛岡市民文化ホールのみ)
1日券 500円
4日セット券 1,000円
○セブンチケット(セブン-イレブン)での販売
<セブンチケット マルチコピー機を使用する場合>
全国のセブンイレブン店内マルチコピー機にてお買い求めいただけます。
世界記録への挑戦 ~記録奪還~
2014(平成26年)年6月29日、『和太鼓の同時演奏記録』世界一奪還を目指すイベントが岩手県営運動公園陸上競技場(岩手県盛岡市みたけ1-10-1)にて行われました。
2007年に挑戦し、当時認定された2,571人の記録は、2011年に熊本市で行われたイベントにおいて2,778人と僅か207人の差で更新されてしまいました。2014年に再び世界記録へ挑戦することで、「東日本大震災津波」で被災した郷土いわての復興を願う人々の思いの結集と絆で、いわて・盛岡の元気を世界に発信しました。
当日は小雨がちらつくあいにくの天候でしたが、3,437人の老若男女が息の合った太鼓のリズムと演技を繰り広げ、見事世界記録を奪還することができました。北は北海道、南は愛知県など遠方からも多くの方々にご参加いただき、また、東北六魂祭のご縁で山形花笠まつりの皆様にもご参加いただくなど、絆を深めながら築いた記録となりました。
盛岡さんさ踊り「世界一の太鼓パレード」
盛岡さんさ踊りは、昭和53年に第1回を開催して以来、今年で42回目を迎えます。本年も8月1日~4日までの4日間、中央通をメイン会場とし"魅せる祭り"と"参加する祭り"のコラボレーションを展開し祭りを盛り上げます。
さんさ踊りパレード「世界一の太鼓大パレード」
夕刻せまる茜色の夏空にのろしが轟くと、さんさ踊りの大パレードがスタートします。ミスさんさ踊りの華麗な演舞のあとには、一般参加の踊り集団や伝統さんさ踊り団体が続きます。パレードのあとは、どなたでも自由に参加できる輪踊りが繰り広げられます。会場内に次々と広がる大群舞は迫力満点です。パレードでは(一社)盛岡青年会議所の花車が、輪踊りではすべての輪があなたの参加を待っています。
“輪踊り”について
“さんさ”は観るだけではその魅力を十分に感じる事は出来ません。
8月1日~4日のパレード終了後、会場内の各箇所において“輪踊り”が開催されます。
“輪踊り”はミスさんさ踊りや一般のパレード参加者に混じり、どなたでも自由に参加する事が出来ます。(もちろん、浴衣を着ていない方でも参加可能です!)
さんさ踊りパレード「 輪踊り」 踊り手と観客が一緒になって踊ります
また、踊り方が分からなくても「さんさ・おへれんせ師匠」が踊り方を優しくレクチャーしながら、輪踊りにお誘いします(黄色いタスキが目印です)。
パレードの熱気そのままに、さあ、思いっきり盛岡の夏の夜を楽しみましょう。
さんさ・おへれんせ師匠
「さんさ・おへれんせ師匠」とはパレード終了後の輪踊りの際、一般観覧客の方々に対して、踊り方を教える人々の事です。
("おへれんせ"とは標準語で「お入りなさい」という意味です)
さんさ・おへれんせ師匠
目印は「さんさ・おへれんせ師匠」と書かれた黄色のタスキです。黄色のタスキをかけた「おへれんせ師匠」から踊り方を教わり、さんさ踊りを存分に愉しみましょう!
大輪踊り(だいわおどり)
グランドフィナーレは、世界一の太鼓大パレードと大輪踊り
最終日(8月4日)には、2014年の「和太鼓同時演奏」世界記録奪還を記念した『世界一の太鼓大パレード』と、『大輪踊り(だいわおどり)』を行い、グランドフィナーレを飾ります。
8月には、ぜひ岩手・盛岡さんさ踊りにおいでいただき、みんなで輪になって踊りましょう。東北の夏の夜を、一緒に熱く燃え上がりましょう。
「盛岡さんさ踊り」が、内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部から「beyond 2020プログラム」に認証されました。
beyond 2020プログラムは、多様性や国際性に配慮した文化活動・事業を政府が認証し、日本文化の魅力を国内外に発信する取組です。盛岡さんさ踊りはこの取組を応援しています。
beyond2020プログラムとは?
2020年以降を見据え、日本の強みである地域性豊かで多様性に富んだ文化を活かし、成熟社会にふさわしい次世代に誇れるレガシーを創り出す文化プログラムを「beyond2020プログラム」として認証し、日本全国に展開します。beyond2020は、国や地方公共団体等の公的機関に加え、非営利団体、商工会議所、民間事業者等、日本全国の幅広い関係者が参画し、オールジャパンで統一感をもって推進し、日本全国の盛り上げを図っていくものです。beyond2020の認証を通じ、障害者にとってのバリアや日本を訪れる外国人にとっての言語の壁を取り除き、すべての人が参画できる社会に向け、企業等の行動に変革を促していきたいと考えています。beyond2020として認証した活動にロゴマークを付与することで、主催する団体や目的、内容も異なる様々な活動が、こうしたbeyond2020の理念を共有しているというメッセージを届け、beyond2020の活動が広く国民の皆さんに認知されることを目的とします。
beyond2020プログラムの認証要件
日本文化の魅力を発信するとともに、共生社会、国際化に繋がるレガシーを創出するため、以下を認証要件とします。
日本文化の魅力を発信する事業・活動
※日本文化とは、伝統的な芸術からクールジャパンとして世界中が注目するコンテンツ、和食などの食文化、祭りや伝統的工芸品など、多様なものを含んでいます。
多様性・国際性に配慮した、以下のいずれかを含んだ事業・活動
・障害者にとってのバリアを取り除く取組
・外国人にとっての言語の壁を取り除く取組
公的機関のほか、民間事業者、その他任意団体等幅広い方が実施する事業・活動が認証の対象となり、営利活動、非営利活動に関わらず、文化に関わる幅広い活動を認証します。
会場へのアクセス
・鉄道利用の場合/東北新幹線・秋田新幹線
新函館北斗―盛岡:1時間49分(はやぶさ・最短の場合)
新青森―盛岡:47分(はやぶさ・最短の場合)
仙台―盛岡:39分(はやぶさ・最短の場合)
秋田―盛岡:1時間26分(こまち・最短の場合)
東京―盛岡:2時間10分(はやぶさ・最短の場合)
・空路利用の場合/いわて花巻空港経由
(JAL:日本航空)
大阪(伊丹)―花巻:約1時間30分
札幌(新千歳)―花巻:約1時間
福岡―花巻:約2時間
お問い合わせ先:℡0570-025-071
℡03-5460-0522
(FDA:フジドリームエアラインズ)
名古屋(小牧)―花巻:約1時間10分
お問い合わせ先:℡0570-55-0489
(いわて花巻空港特急バス:岩手県交通㈱)
いわて花巻空港―JR盛岡駅:45分
いわて花巻空港―JR花巻空港駅:7分
お問い合わせ先:本社 ℡019-654-2141
空港案内所℡ 0198-26-2017
・自動車利用の場合/東北自動車道経由
青森―盛岡:約2時間
秋田中央―盛岡:約2時間10分
仙台宮城―盛岡:約1時間50分
遠方からお越しの観光客の方々へは、無料駐車場をご用意しております。
・下橋(しものはし)中学校 盛岡市馬場町1-1
・仁王(におう)小学校 盛岡市本町通2-18-1
・桜城(さくらぎ)小学校 盛岡市大通3-8-1
・河北(かほく)小学校 盛岡市長田町16-1
利用時間:12時~23時
駐車可能台数:各学校200台程度(先着順)
※マイクロバス以上の大きな車両は駐車できません。
※上記小中学校への直接のお問い合わせはお断りしております。
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(敬称略)
盛岡さんさ踊り実行委員会
〒020-8507 岩手県盛岡市清水町14-12(盛岡商工会議所内) TEL:019-624-5880
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