はじめに 記事をお届けするに当たり、この度の九州豪雨と山形沖の地震災害、並びに近年の北海道・関西地方、並びに中国四国・九州地方他、多くの大雨・地震災害で未だ行方不明、並びに亡くなられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、被災された全ての方々に心よりお見舞い申し上げます。
富良野市は北海道の中央「どまんなか」に位置し、美しい農村景観と雄大な大自然に囲まれたまちです。
昭和56年に放送されたテレビドラマ「北の国から」のロケ地として、全国的に知名度が上がり、多くの観光客の皆さまが訪れております。
清流空知川がもたらす肥沃な大地からは、「安全・安心」な品質の高い農産物が生産されています。
平成28年に富良野市は、市制施行50周年の節目の年を迎えました。これからも富良野市の礎を築いた先人に感謝し、未来を担う子どもたちに誇れるまちを目指して、住み慣れた地域で生きがいを持ち、安心して暮らせるまちづくりを進めています。
1.はじめに
インターンシップ型実地研修は、タウンマネージャーやまちづくりのリーダーとなることを目指す中堅、若手の方々を対象として、全国各地の先進的なまちづくり会社等における実務体験が行える研修です。まちづくりを先導してきたタウンプロデューサー等の直接指導のもと、まちづくり先進地域の取組を少人数でじっくり学ぶことができます。現場の体験を通じて、実践的なまちづくりの考え方やまちづくりの手法を身につける機会として、ご活用ください。
今回は、「フラノマルシェとまちづくり‐活性化に資する中核事業の作り方-」をテーマとして、北海道富良野市における研修開催のご案内です。
2.研修の概要
2.1 実施時期
●現地:令和元年10月9日(水)16:00- 10月11日(金)12:00 (2泊3日)
●事後:令和2年1月(後日調整) 2.2 研修対象者と募集人数
●対象者:まちづくり会社、商工会議所等に所属し、今後のまちづくり分野でリーダーシップを発揮することが期待されている人材、タウンマネージャーとして将来的なステップアップを目指している中堅・若手の人材
●募集人数:3名程度
2.3 開催地域別の研修テーマ・講師等
研修テーマ:フラノマルシェとまちづくり‐活性化に資する中核事業の作り方-
講 師:西本 伸顕 氏 ふらのまちづくり株式会社 代表取締役
【講師略歴】
西本 伸顕 氏 ふらのまちづくり株式会社 代表取締役
大学卒業後、(株)リクルート勤務を経て、1985年の家業の青果卸売会社にUターン。富良野青年会議所、ふらの演劇工房、富良野塾(倉本聰主宰)、インターネット富良野、ラジオふらの、中心市街地活性化協議会など数多くのまちづくり活動に深く関わり、2008年ふらのまちづくり(株)の代表取締役社長に就任。富良野市の中心部に、にぎわい滞留拠点としての集客装置「フラノマルシェ」をつくり、4年3ヶ月で累計300万人を突破。空洞化の危機にあった中心市街地を活性化させることに成功した。著書に「笑説 これが北海道弁だべさ」「フラノマルシェの奇跡」などがある。
2.4 研修の構成
研修は、①現地個別研修、②事後集合研修、セットの研修となっています。また、オプションとして、③フォローアップ研修の実施も可能です。
①現地個別研修
○研修期間:令和元年10月9日(水)16:00- 10月11日(金)12:00
○開催地:北海道富良野市
○研修内容
◇オリエンテーション(自己紹介、課題設定)
◇富良野市における取組の学習 ◇意見交換
◇研修レポートの作成
※研修内容の詳細は、後述の参考資料をご参照ください。
※研修内容の詳細は、地元における活動の都合により、変更となる場合があります。また、受講者決定後に、受講者の興味関心に応じて詳細を調整し、事務局にて決定いたします。
②事後集合研修
研修期間:令和2年1月(予定)
開催地:東京
研修内容
◇研修成果を踏まえた今後の活動方針(報告)
◇受講生同士の意見交換
◇講師からのアドバイス
③フォローアップ研修(オプション)
受講生の希望・企画のもと、講師が受講生の地域を訪れて、地域の関係者に対する研修を実施します。受講した研修内容を地域の関係者に効果的に伝えることや、対象地域の状況に即して講師からアドバイスさせていただきます。
研修期間: 2日間程度
研修内容:
◇講師の現地案内、関係者紹介
◇関係者と講師との会議企画・開催
◇地域の課題解決に向けた意見交換 等
※実施については事務局が支援いたします。
※派遣講師は、必要に応じて複数人で対応する場合もあります。
2.5 研修費用
研修受講費は無料
ただし受講者に係る研修場所への往復交通費及び研修期間中の滞在費(宿泊費)は、ご負担ください。
2.6 研修内容
富良野市では、昭和40年代から人口が減少しており、特に中心市街地活性化の人口減少が深刻な状況でした。対策として取り組んだ駅前再開発が人口減少に歯止めをかけることができず、集客基盤となっていた「富良野協会病院」がJR富良野駅東側に移転したことにより、商店街の衰退が進行していました。
こうした中、危機感を感じたまちづくり会社や商工会議所が中心市街地活性化協議会を設立し、策定した中心市街地の将来ビジョンが、田園(ルーラル)と都会の魅力(アーバン)の魅力を併せ持つ田園都市を自分たちの力で育んでいこうとする「ルーバン・フラノ構想」です。
「ルーバン・フラノ構想」の主要事業のひとつとして位置づけられた「フラノマルシェ」の開設を通じて、中心市街地が食の拠点として求心力を取り戻し、観光だけでなく、市民の滞留の場としての機能整備も進められています。
実地研修では、中心市街地活性化の戦略策定やフラノマルシェの設立に初期段階から関わり、ふらのまちづくり(株)代表取締役を務める西本伸顕氏をはじめとして、まちづくりに関わる様々なキーパーソン、キープレイヤーからお話をお伺いする機会をご提供し、皆様の地域における取組を改めて考える機会をご提供いたします。
●中心市街地を変えた地域戦略と事業創造の着眼点
●コアメンバーを中心に取組の参画者・賛同者を広げる仕掛け
●共同作業と参加者・地元関係者間の意見交換による気づきの獲得
学びのポイント満載です。特に、地域の活性化や稼ぐ力の強化に資する中心市街地におけるまちづくりのあり方、中核的な事業を成功に導くための着眼点や事業スキーム、持続的な体制づくり等に関心がある方のご応募をお待ちしております。
プログラム(予定)の概要
※参考:旭川空港~富良野駅前のバス便(ラベンダー号)
12:55発~13:57着
14:20発~15:22着
16:10発~17:12着
3.応募・受講に当たっての条件
3.1 募集対象者
●まちづくり会社、商工会議所等に所属し、今後のまちづくり分野でリーダーシップを発揮することが期待されている人材、タウンマネージャーとして将来的なステップアップを目指している中堅・若手の人材
3.2 研修への参加
●全ての研修プログラム(現地個別研修、事後集合研修)への参加が必要です。
●現地個別研修において、夜間・土日の会議等が開催される場合も、原則ご出席が必要です。研修期間中の身分、労働時間等の取扱いは、受講者と派遣元機関との調整等により解決してください。
3.3 守秘義務等
●本研修にご参加される場合、受入機関と派遣元機関(個人でお申し込みの場合は受講者)との間で、下記の内容の守秘義務・賠償等に関する覚書を結びます。
受講者が期間中に知り得た情報の取扱いについては、受入機関担当者の指示に従う。また、受講者及び派遣元機関は守秘義務を遵守するもとします。 事故等により受講者が負った傷害、受入機関や第三者に与えた損害等に対する補償等については、派遣元機関(個人でお申し込みの場合は受講者)が補償するものとします。
●損害補償に関連して、街元気事務局で保険会社をご紹介。
現地実地研修の枠組み(まちづくり会社等に所属している方の場合)
3.4 研修中の活動・成果の公開
●研修中に写真を撮影することがあります。また、研修終了後に研修に関する報告書を作成していただきます。
●撮影した写真及び報告書は、街元気サイトにおける公開を含め、経済産業省が活用・公表することがあります。
4.応募期間
●令和元年9月30日(月)必着
5.受講者選考方法
●本研修の受講者は、原則先着順で決定いたしますが、応募書類の記載内容に基づき、受入機関の意向を踏まえながら、経済産業省及び街元気事務局により決定いたします。
6.選考結果の連絡
●令和元年10月3日(木)までに、順次街元気事務局(野村総合研究所)から派遣元機関(所属まちづくり会社、商工会議所等)等に対して連絡いたします。
●詳細等については、参加決定後に、個別に調整を行います。
7.応募応募方法及びお問い合わせ先(街元気事務局)
株式会社 野村総合研究所 社会システムコンサルティング部
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティグランキューブ
担当:坂口、岡野、名取
FAX番号 03-3273-6529
e-mail: machigenki@nri.co.jp
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(敬称略)
経済産業省 〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1 代表電話 03-3501-1511
富良野市役所 〒076-8555 北海道富良野市弥生町1番1号TEL 0167- 39-2300
※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。
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