ZIPANG-3 TOKIO 2020~環境への配慮・貢献が評価~「1本の木のストローがグッドデザイン賞受賞」

はじめに 記事をお届けするに当たり、このたび関東地域を直撃した、強烈な台風15 号による被害は特に炎天下、長期間の停電復旧の遅れで、亡くなられた方々を始め、多岐に亘って被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。


環境に優しい「カンナ削りの”木のストロー」
杉の香りに癒されて、フィトンチッドいっぱいの森林にいるような気分になります!


ROOMS は、世界中のファッション、デザイン、アートを中心に 300 ブランドが参加し、20,000 人を動員するクリエイティブの祭典です。
カンナ削りの”木のストロー”は、環境省が推進する“プラスチックとの賢い付き合い方“を進め、広める「Plastics Smart( プラスチック・スマート)」の活動・取組の一つとして紹介したところ会場では、ファッション関係者に大変注目されました。

各国のコレクションにカンナ削りのファッションの登場もあるかも~


世界全体で日々大量 に発生する「海洋プラスチックごみ」は長期にわたり海に残存し、このままでは 2050 年までに魚の重量を上回ることが予測されるなど、地球規模での環境汚染が懸念されています。ROOMSでは、ファッション・デザイン業界に向 け本課題を正面から発信し、身近な問題からプラスチック代替製品の推進を図り、カンナ削りの”木のストロー”こそ地球環境にとって必要なテーマのひとつであり、まさにファッションというコンセプトに、業界の関係者に大変注目を集めました。


株式会社アキュラホーム(本社:東京都新宿、代表取締役社長:宮沢俊哉)は、「ウッドストロープロジェクト」「若葉台のまちづくり管理システム」「浦和美園E-フォレスト2019」の3作品で2019年のグッドデザイン賞を受賞しました。『環境貢献企業』を掲げるアキュラホームグループとして、3作品ともが環境への配慮・貢献が評価されての受賞となりました。


「ウッドストロープロジェクト」については、「私の選んだ一品 -2019年度グッドデザイン賞審査委員セレクション」にも選ばれており、2019年10月2日(水)~25日(金)まで開催されている「東京ミッドタウン・デザインハブ第82回企画展」で展示されています。



2019年度グッドデザイン賞受賞


【受賞1:ウッドストロープロジェクト】
~1本のストローが地球環境を変える~


アキュラホームでは、環境問題化しているプラスチックストローの代替素材として、間伐材を利用し、世界で初めてカンナ削りの「木のストロー」の開発に成功しました。木のストローを広く普及させるためのウッドストロープロジェクトは、間伐材の活用を推進するとともに、海洋環境の改善及び適切な間伐による森林管理の動機付けとして、多くの注目を集めています。


1本の木のストローが、海洋・森林問題の解決から雇用の創出までを担うアイテムとして高く評価されました。


【受賞2:サスティナブルなまちなみ管理システム】
~管理費負担0円で経年増価するまちなみをつくる~


アキュラホームが手掛けた51区画の分譲地「ヒルサイドテラス若葉台」は、管理組合法人を設立し、維持管理やセンターハウスの運営などを行います。管理費用は各住戸の太陽光発電を一括売電することにより創出し、余剰金は各住戸に還元されます。環境負荷低減とともに、住宅地の持続可能性を担保する仕組みとして高く評価されました。


【受賞3:先進的な環境タウン 浦和美園E-フォレスト2019】
~次世代型コミュニティの街づくり~

国の「地域活性化総合特区」に選ばれ、さいたま市の副都心エリアにある「みそのウイングシティ」。そのなかに「スマートエネルギー特区」の先進的な環境タウンとして誕生したのが「浦和美園E-フォレスト2019」です。株式会社中央住宅と株式会社高砂建設との共同事業として開発され、共同受賞となります。


これまで数多くのグッドデザイン賞を受賞しています
~8年連続受賞 累計23点に~

2018年 : 「つくば支店 住まいと暮らしサロン」
2017年 : 「在来木造建築業界の未来を変える建築体制イノベーション」
2016年 : 「普及型中大規模木造オフィス」
2015年 : 「JAHBnet(ジャーブネット) 全国工務店の相互支援ネットワーク」
2014年 : 「住みごこちのいい家~暮らしを豊かにするソリューション~」
2013年 : 「リーディングプロジェクト」
2012年 : 「木望の未来プロジェクト」
2010年 : 「アキュラシステム」
2008年 : 「オプティス・サスティナブル」
2006年 : 「ガラスウォール(耐力壁)」
2005年 : 「匠階段」 ほか



参考

カンナ削りの“木のストロー”が環境保全、雇用創出の観点で閣僚級会合で続々採用!

G20福岡財務大臣・中央銀行総裁会議の昼食で提供される様子

「G20 愛媛・松山労働雇用大臣会合」では、200本のカンナ削りの“木のストロー”を提供し、コーヒーブレイク等で使用されました。また、「G20消費者政策国際会合」(徳島)でも100本が提供され、展示の他、同じくコーヒーブレイク等で、各国からの要人が使用されました。一本のストローが、雇用創出を生み出す可能性があるアイテムとして、また持続可能な開発目標達成に貢献する取組として評価をいただきました。


カンナ削りの”木のストロー”は、持続的な森林保全と、廃プラ問題の解決による環境保全を促進するものです。カンナ削りの”木のストロー”を広めることで、環境について考えるきっかけになれば素晴らしい取り組みだと思います。 


昨年12月発表以来、カンナ削りの“木のストロー”の環境への貢献・技術力が認められ、各所で取り上げられ、広く認知されています。アキュラホームグループはこれからも「環境貢献企業」「木造注文住宅の会社」として、日本の環境問題、木の文化の継承に注力されることでしょう。


高齢者雇用を創出

現在カンナ削りの“木のストロー”は、埼玉県日高市内で製造しています。工程の一部を地元の高齢者の方々に担うことにより今後は、地域生産・地域消費を進める一方で、高齢者、障がい者をはじめ、新たな雇用を創出していけるのではないでしょうか。


カンナ削りの“木のストロー”のワークショップを通じて、SDGsの教育につなげる!

各省庁、全国各地の自治体、小中学校などと協同で、カンナ削りの“木のストロー”のワークショップを実施しています。ワークショップを通じて、廃プラ問題、森林問題、資源問題について、考える機会としています。実施のご要望は、下記連絡先まで、お問い合わせください。

株式会社 アキュラホーム 広報課 西口・山本 Email: aqura_pr@aqura.co.jp
住所: 東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル34F TEL:03-6302-5010 (直通) FAX:03-5909-5570


カンナ削りの”木のストロー”がG20関係閣僚会合等で採用、大変に評価

されています!

大阪サミット限定の木製ストロー

・2019年5月11日、12日  G20新潟農林水産大臣会合で採用
・2019年6月 8日、 9日   G20茨城つくば貿易
・デジタル経済大臣会合で採用
・2019年6月 8日、 9日   G20福岡財務大臣
・中央銀行総裁会議で採用
・2019年6月14日~16日  地球へ 社会へ 未来へ G20イノベーション展へ出展
・2019年6月15日、16日  G20持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合
・2019年6月28日、29日  G20大阪サミットで採用
・2019年9月1日、2日   G20愛媛・松山労働雇用大臣会合
・2019年9月5日、6日   G20消費者政策国際会合


日本の森から伐りだしたスギで、環境にやさしい木のストローをつくる

静岡県天竜市春野町杉林


石川県金沢市の石川県産業展示館4号館において、2019年8月24、25日に「いしかわ環境フェア」、24日に併催の「エシカル・ラボin石川」が開催されました。


「エシカル・ラボin石川」は、消費者庁と石川県が主催、農林水産省、環境省、文部科学省が後援しています。


「エシカルファッション」に関する専門家の対談や地元大学生による活動発表、「エシカルクッキング」の実演が行われたほか、「エシカル消費」とはどのような商品があるか、実際にスーパーで売っている商品を使って学ぶ子供向けのワークショップなどが開催されました。

カンナ削りの“木のストロー”を作る子供の様子


この一環として、世界初カンナ削りの“木のストロー”を開発したアキュラホームが協力し、林野庁と共に「木のストローをつくろう――日本の森から伐りだしたスギで、環境にやさしい木のストローを作ってみよう!」を実施しました。


プラスチックの代替として、再生産可能な資源である木を利用した、環境にやさしいストローです。8月25日(日)に3回に分けて開催され、夏休みの自由研究にうってつけと、たくさんの親子連れなどが参加しました。



世界の木材「杉(スギ)」


スギ科。 常緑針葉高木。
日本特産で青森県以南の日本各地に分布します。土質の種類を問わずによく育つので全国各地に生育していますが、一番よい場所は、西日のあたらない谷間や北及び北東に面した山谷、山腹です。


さらに、土壌が深く、肥沃で適度の湿気を有する所を好み、乾燥地には不向きです。


スギの語源には諸説がありますが、「すぐ木(真っすぐな木)」という説が有力です。スギには杉の字をあてますが、中国で杉木というと、スギ属とは別のコクヨウザンのことを言います。弥生時代の登呂遺跡(静岡市)の水田跡からは、あぜ道に使われたおびただしい数のスギの矢板が発見されているように、日本人とスギとの関わりはきわめて深い。西欧の「石の文化」に対して、「木材文化」といわれます日本の文化を支えてきた有用樹種になります。


有史以来、伐採とともに盛んに植林が行われたため、もともとの天然分布は定かではありません。東北地方の太平洋側から四国・九州に分布するスギをオモテスギ、日本海側から北陸・山陰地方に分布するスギをウラスギといって区別することがあります。 鹿児島県屋久島に生育するスギの大木は、とくに屋久杉といわれ、樹齢2000~4000年と推定されるものも数多い。大きいものでは樹高50m以上にもなり、国産樹種のなかでは高さ・寿命とも第1位の座を占めています。


材は、建築土木用のほか、家具調度・経木・割箸・酒樽など、生活用材としても広く利用されてきました。 日本森林面積は2515万ha、その中で1040万haが人工林、その中の58%が杉で、杉と桧で約8割を占めています。造林の北限は札幌あたりで、函館付近でもかなり良いスギ林ができています。


特に有名な林業地をあげると、奈良県吉野、三重県尾鷲、静岡県天竜川筋、大分県日田、熊本県小国、鳥取県智頭などがあり、それぞれが樹、葉や材質等に特長を持つ品種をいくつか育成しているのです。 花は雌雄同株(同じ樹に雌花も雄花もつくもの)。雄花は前年の秋に生まれ、越冬して翌年の3月上旬頃に開きます。円筒形で先が丸く長さは1㎝弱、直径0.3㎝くらいで、黄褐色をしています。


そして、その円筒に雄ずいという切れ目がらせん状にたくさんついていて、そのすき間に45ヶの丸いヤクという袋があり、これが縦に割れて、中の花粉をたくさんまき散らしています。これが、春先の花粉アレルギの主な原因となるのです。スギは、風媒花で風に花粉を運ばせて、小枝の先にある帯紫色の小さく丸い雌花に実をつけ、実は長さ23㎝の卵形をしており、10月頃成熟します。


松かさのようになっていて、1つ1つのウロコは木質でくさび形をしており、その下に35ヶの種子を隠しています。種子は長さ5㎜、幅は2㎜くらいでルーぺでみると両側に風にのるための狭い翼を持っているて、葉は互い違いにつき、細い針のような形をしており、つけねに向かって太くなり枝につながるのでその境がわかりにくくなっています。又、枯葉になっても葉だけが落ちることはまずありません。


長さ0.41.2㎝くらいですが、若い木では2㎝にもなることがあります。 スギという名のごとく幹はまっすぐで枝ぶり全体でいうと円錘状のシルエットになります。成長の衰えたものは先が円くなって卵形に近くなります。枝下が長く、枝は一般に細めです。樹皮は、赤褐色から暗褐色で縦に長い割れ目が入り、繊維質で細長くはがれます。木口から見ると辺材は白色に近く中央の心材は淡紅色から暗褐色で、時には黒っぽいものもあり、辺材と心材の区別は大変はっきりしています。


年輪幅の広い狭いやその整い方などは、それぞれの樹の成長状態によって様々でありますが、板目から見ると木理展型的な山型をしていて肌目はややあらい。又、柾目から見て、細かくて細い平行線がたくさん並んだような材は、年輪が密ということで、堅くて均一で良い材と評価され糸柾と呼んで珍重されています。スギ材特有の匂いも大きな特長の一つです。


材質は、天然木であるか否かによってかなり違い、またそれぞれの成長経過によって随分左右されます。比較的軽く軟らかく、加工や乾燥も容易でかつ一程程度の強度があるというのがスギの特長です。 又、縦(繊維方向)に加わる力に対して強く、木理がまっすぐである事や乾燥や加工がしやすいという点で、建築用材として柱などに適用しておりさらに、水や虫にも比較的強いので外壁や雨戸にも使うことがあります。 


スギの名の由来は、貝原益軒の「大和本草」に「木直也故にすぎといふ、すぎはすぐ也」と記されており"まっすぐの木"がすぎの木になったという訳であります。古事記などに出てくるマキの木はスギを主とし、他にヒノキやコウヤマキも含んで、「マキ」と呼んでいたようです。


読者の皆様も是非、カンナ削りの“木のストロー”をマイストローとして使ってみて下さい!
きっとその香りに、日本の伝統と歴史と癒しを感じられることでしょう・・・



鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使



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ZIPANG-3 TOKIO 2020

2020年東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。この機会に、世界の人々にあまり知られていない日本の精神文化と国土の美しさについて再発見へのお手伝いができればと思います。 風土、四季折々の自然、衣食住文化の美、神社仏閣、祭礼、伝統芸能、風習、匠の技の美、世界遺産、日本遺産、国宝等サイトを通じて平和な国、不思議な国、ZIPANG 日本への関心がより深かまるならば、私が密かに望むところです。

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