はじめに 記事をお届けするに当たり、このたび関東地域を直撃した、強烈な台風15 号による被害は特に炎天下、長期間の停電復旧の遅れで、亡くなられた方々を始め、多岐に亘って被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
子供たちは、自然にカンナ削りの“木のストロー”を五感で楽しむ
文部科学省主催G20サミット教育関連イベント
カンナ削りの“木のストロー”が小学校視察授業の題材に!
木造注文住宅の株式会社アキュラホーム(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:宮沢俊哉)が開発した世界初・カンナ削りの”木のストロー”が、9月4日(水)~9月6日(金)に開催された、2019年G20サミット教育関連イベント(主催:文部科学省/共催:OECD、UNESCO及び国際連合大学)の視察先である横浜市立みなとみらい本町小学校4年2組の授業の題材となりました。(当日は6年1組も視察されています。)
木造注文住宅のアキュラホームグループでは、木やものづくりの大切さを次世代の子どもたちに伝えるため、“木望の未来プロジェクト”として拠点の近隣小学校を対象に、間伐材を加工し製作した学習天板の寄贈や木育授業を9年間実施しています。
横浜市立みなとみらい本町小学校でも本プロジェクトの一環として、カンナ削りの“木のストロー” についての木育授業や制作体験を行っていたことがきっかけとなり、今回授業の題材として採用されました。カンナ削りの“木のストロー”は、子供たちが山の問題・海の問題・資源の問題について考えるきっかけとなるアイテムとして位置づけています。
また、子どもの創造性や感性に寄与する製品だと認められ、2019年キッズデザイン賞も「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門」で受賞しております。
~13の国と地域から視察に参加~
2019年G20サミット教育関連イベント: 教育分野での国際協力の推進や、国際的に共通化・ボーダレス化する教育課題に対応するための教育改革などに役立てることを目的に、教育実務者会合、公開シンポジウム及び学校訪問を行ったもの。2019年本イベントは、13の国と地域から、教育省関係のハイレベル実務者26名が参加しました。
木のストロー「ワークショップ」(手づくり体験)を通じて、
木育やSDGs※の教育につなげる
各省庁、全国各地の自治体、小中学校と協同で、木のストローワークショップを実施しています。ワークショップを通じて、廃プラ問題、森林問題、資源問題について、考える機会としています。 実施の要望は、下記連絡先までお問い合わせください。
株式会社 アキュラホーム 広報課 西口・山本 Email: aqura_pr@aqura.co.jp
住所: 東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル34F TEL:03-6302-5010(直通)
※SDGsとは?
持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。
第145回日本ユネスコ国内委員会にも提供
9月12日 (木)に開催された「第145回日本ユネスコ国内委員会」で、展示とともに会議の中でも使用されました。今年からペットボトルでの飲み物提供を廃止したため、カンナ削りの”木のストロー”が森林保全や廃プラの解決につながるアイテムとして評価いただき、採用されました。
参考
SDGs
持続可能な開発のための2030アジェンダ
SDGsは,2015年9月の国連サミットで全会一致で採択。「誰一人取り残さない」 持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため,2030年までを期限とする17の国際目標。その特徴は,以下の5つ。
普遍性 先進国を含め,全ての国が行動する
包摂性 人間の安全保障の理念を反映し,「誰一人取り残さない」
参画型 全てのステークホルダー(政府,企業,NGO,有識者等)が役割を
統合性 社会・経済・環境は不可分であり,統合的に取り組む
透明性 モニタリング指標を定め,定期的にフォローアップ
前身:ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals: MDGs)
●2001年に国連で策定。2000年に採択された「国連ミレニアム宣言」と,1990年代の主
要な国際会議で採択された国際開発目標を統合したもの。
●発展途上国向けの開発目標として,2015年を期限とする8つの目標を設定。
(①貧困・飢餓,②初等教育,③女性,④乳幼児,⑤妊産婦,⑥疾病,⑦環境,⑧連帯)
MDGsは一定の成果を達成。一方で,未達成の課題も残された。
○ 極度の貧困半減(目標①)やHIV・マラリア対策(同⑥)等を達成。
× 乳幼児や妊産婦の死亡率削減(同④,⑤)は未達成。サブサハラアフリカ等で達成に遅れ。
持続可能な開発目標(SDGs)の概要
ピクトグラム(絵文字)は国連広報センター作成
持続可能な開発目標(SDGs)の詳細
目標1(貧困) あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
目標2(飢餓) 飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
目標3(保健) あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
目標4(教育) すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
目標5(ジェンダー) ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
目標6(水・衛生) すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
目標7(エネルギー) すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
目標8(経済成長と雇用) 包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
目標9(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
目標10(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
目標11(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
目標12(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
目標13(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
目標14(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
目標15(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
目標16(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
目標17(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
SDGs実施指針の概要
【8つの優先課題】
8つの優先課題はそれぞれ、2030アジェンダに掲げられている5つのP※ に対応。
※2030アジェンダの序文において、持続可能な開発の重要分野として、人間(People)、地球(Planet)、繁栄(Prosperity)、平和(Peace)、連帯(Partnership)の5つのPが例示されています。
People
1 あらゆる人々の活躍の推進
2 健康・長寿の達成
Planet
3 成長市場の創出、地域活性化、科学技術イノベーション
4 持続可能で強靱な国土と質の高いインフラの整備
Prosperity
5 省・再生可能エネルギー、気候変動対策、循環型社会
6 生物多様性、森林、海洋等の環境の保全
Peace
7 平和と安全・安心社会の実現
Partnership
8 SDGs実施推進の体制と手
編集後記
昨夜、「1本の木のストローがグッドデザイン賞受賞」の記事を配信させて頂きましたが、早速記事をご覧になった読者のNさんから、以下のご感想と共にすかさずこれに着目した実例のニュースを折返し届けて下さいました。
「本日の新聞社のニュースで那覇ー福岡間の航空機の路線便にて木製ストローを提供するとのホットな記事がございました。 カフェなどの、プラスチック製のゴミ問題が昨今議論の的になってきていただけに 、木を使う部分に日本らしいゴミの削減方法なんだなと感心させられるばかりです。」
…と言う内容で、更に "環境にとって優しくて嬉しいニュース" とコメントをお寄せいただき、有難うございました。
これからもタイムリーな地域のヒト、モノ、コト、(独特のお宝、㊙情報等大歓迎!)…etc.耳寄りニュースのご提供お待ちしておりますよ〜。
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(敬称略)
外務省 〒100-8919 東京都千代田区霞が関2-2-1 電話(代表)03-3580-3311
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