はじめに 記事をお届けするに当たり、このたび関東・東北地域を直撃した、強烈な台風19号による被害は特に大雨による水害で亡くなられた方々を始め、多岐に亘って被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
DESIGNER :
居山浩二 | Koji Iyama
カモ井加工紙(株)のインテリア向けマスキングテープ「mt CASA」シリーズのプロモーションのため、Fuori Saloneで開催した展示。テープを壁、床、テーブル、椅子、皿などに貼り、室内空間での活用方法をプレゼンテーション。全てのテープには家のシルエットのパターンを印刷、CASAシリーズを訴求すべく、徹底した。
デザインはみんなをつなぐ架け橋
「デザイン」はみんなに開かれています。誰でも参加できますし、誰も拒みません。実験的なものでも構いません。みんなで応援し、みんなで発信する。「デザイン」は姉妹都市ミラノと大阪をつなぐ大きな思想です。
大阪とミラノ、この街を訪れる人々とアーティストや学生、商店街と企業、現在と未来…
みんなをデザインでつなぎ、大阪を「世界のOSAKA」にしたい。
そこで、世界中から毎年100万人が集まりミラノ市街のいたるところで盛り上がるデザインの祭典「フォーリサローネ」と組んで心斎橋からデザインのお祭りを毎年開催していくことにしました。
大丸心斎橋店は、本館のグランドオープンを機に、デザインでみんなをつなぐ架け橋=心斎橋になります。
世界最大のデザインの祭典ミラノ・フォーリサローネとのコラボレーション〜大丸心斎橋店 本館を起点に、世界のデザインが大阪の街に集結〜
大丸心斎橋店をはじめとするOSAKA×MILANO DESIGN LINK実行委員会では、10月12日(土)より世界最大のデザインイベントであるミラノ・フォーリサローネとコラボレーションしたデザインイベント「OSAKA×MILANO DESIGN LINK(オオサカ ミラノ デザインリンク)」を開催いたします。
「OSAKA×MILANO DESIGN LINK」は、大丸心斎橋店 本館のグランドオープン(2019年9月20日)を機に企画された大阪の街をデザインで盛り上げる新たなイベントです。初年度である本年は大阪の姉妹都市でもあるイタリア ミラノ市で毎年4月に開催されるデザインの祭典ミラノ・フォーリサローネとのパートナーシップを締結。
今年のミラノ・フォーリサローネで展示され話題を呼んだ作品の中から選りすぐられた展示や世界的デザイナーが大阪にインスパイアを受けて制作した新作などが、大丸心斎橋店本館を起点に集結。その他日本企業の凱旋展示、関西で活躍する若手アーティストのオリジナル作品など、全23作品が大阪・心斎橋の街を彩ります。
BRAND :
YAMAHA
楽器の音と振動が身体を包み込むオブジェ。チェロを抱え、音に沈み込んでいくような体験で、いつもより増幅された感情のコントラストを味わう作品。チェロには加振機が装着されており、ボディの振動を身体で感じることができる。
■開催概要
開催期間 :2019年10月12日(土)〜2019年11月4日(月・振休)
開催場所 :大丸心斎橋店 本館と周辺エリア
*大丸心斎橋店 本館1Fにて全体インフォメーションスペースを設置
主催 :OSAKA×MILANO DESIGN LINK 2019 実行委員会
(大丸心斎橋店、NPO法人 御堂筋・長堀21世紀の会)
特別協力 :Studiolabo S.r.l. 、Fuorisalone.it
展示概要 :Fuorisalone 2019 ベストセレクション展示 全9点
海外デザイナーによる新作展示 全4点
Fuorisalone 2019日本企業作品凱旋展示 全3点
関西発の新進アーティスト公募型展覧会 ART STREAM 参加作品 全7点
【ミラノ・フォーリサローネ について】
毎年4月に開催される「ミラノデザインウィーク」期間中、ミラノ市内各所で行われる展示・イベント・インスタレーション。
世界最大規模の家具見本市「ミラノサローネ※」と合わせると世界中から100万人以上が訪れる。
※正式名称:ミラノサローネ国際家具見本市
「OSAKA×MILANO DESIGN LINK」開催の背景
大丸松坂屋百貨店を核とする、J.フロント リテイリンググループでは、現在「アーバン・ドミナント戦略」を掲げ、エリア内の店舗と街づくりを一体化させることで、地域全体の成長につなげる試みに組んでおり、大丸心斎橋店 本館はその中心プロジェクトの一つです。
計画段階から、地域社会との共生を見据え、大丸心斎橋店が提供すべき5つの提供価値「フィロソフィ」においても、“地域と共に、シビックプライドの向上・復権を目指す”を掲げ、地域との関わりを生み出す様々な取り組みを行ってまいりました。
「OSAKA×MILANO DESIGN LINK」は、この「フィロソフィ」を体現する象徴的な取り組みとして計画されたものです。
開催にあたっては、ミラノ・フォーリサローネのあらゆる情報を集約するwebプラットフォーム「fuorisalone.it」の運営や中心エリアであるブレラ地区のデザインプロジェクトプロデュースなどを手がけるSTUDIO LAB(スタジオラボ)社とのパートナーシップを締結。大阪とミラノ双方で多くの議論を重ねながら、イベントを作り上げてきました。
今後規模を拡大して行くことで、世界の共通言語でもあり、様々な人にむけて開かれた「デザイン」の力で、心斎橋の街に集う様々な人や企業、モノやコト、ローカルとグローバルをつなぎ、未来にむけて大阪を「世界のOSAKAに」してゆくことを目指しています。
大丸心斎橋店 本館内の展示作品について
大丸心斎橋店本館内では、心斎橋エリアに展示された様々な作品の場所や情報が確認できるインフォメーションスペースを設置する他、ショーウィンドーや館内の各フロアで全11作品の展示を行います。
■Fuorisalone 2019 BEST SELECTION 6作品
今年4月にイタリア・ミラノで開催された「フォーリサローネ」で高い評価を受けた作品の中から、STUDIOLABがセレクトした作品群
本館内の2階、3階、4階、7階、9階の特設スペースに展示されます。
DESIGNER : Haas Brothers + Elad Yifrach
アメリカ南西部のジョシュア・ツリー国立公園の異世界のような景色にインスパイアされた、インテリアコレクション。アーティストのSimon and Nikolai Haasが、この地で暮らす空想上のモンスターをデザインし、ラグジュアリーライフスタイルブランドL’Objetが職人たちの熟練の技によって、洗練されたアイテムに仕上げた。
空想のモンスターや宇宙人をモチーフにしたユニークなインテリアコレクションや、デコラティブな植物インスタレーション、異国の地の24時間の移り変わりを投影し続ける窓、デニムが発する音を聴く体験などバラエティに富んだ作品をお楽しみいただけます。
■WINDOW SPECIAL PROJECT 4作品
世界的に活躍する2名のイタリア人デザイナーが、大阪で開催される本イベント向けに、インスタレーションを新規制作。大阪の街にインスパイアされてできた「妖怪」と日本におけるおもてなしの場所である「床の間」をテーマに制作されたオリジナル作品を大丸心斎橋店本館1階のショーウィンドウで発表します。
Elena Salmistraro
ミラノを拠点に活動。細部へのこだわり、かたちの調和と詩的な表現で、アートとデザインを融合するスタイルが特徴的。表現方法の探求、人々の感情に訴えかける作品の数々は、国際的な展示会に多く出展され、2017年にはミラノサローネ・アワードの最高賞を受賞。同年からイタリア外務省のイタリアデザインアンバサダーとして活動。
Matteo Cibic
イタリアのアーティスト、デザイナー。擬人化された愉快な作品で有名。様々なブランドやコレクター、およびテクノロジー企業から、小さな工場の職人まで幅広い方々とコラボレーションしながら活動している。作品は世界中の美術館、施設、ギャラリー等で展示され、 受賞歴も多数。2017年には、ELLE DÉCORインターナショナル デザイン アワードで、「ヤング・デザイナー・タレント」に選出。
■Fuorisalone 2019 JAPAN SELECTION
今年4月にイタリア・ミラノで開催された「フォーリサローネ」で発表された日本ブランドの作品が、大阪に凱旋します。
大丸心斎橋店の5階には、世界中で人気を博する日本のマスキングテープブランドmtの特別展示を実施します。(トップの写真:テーブルのある空間作品です)
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
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