はじめに 記事をお届けするに当たり、先の北海道における地震災害、関西地方ならびに中国四国・九州地方における大雨・地震災害で未だ行方不明、並びに亡くなられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、被災された全ての方々に心よりお見舞い申し上げます。
明日香村の棚田風景「6月に入ると田に水がはられる、中旬には田植えが始まる」
明日香村産「ヒノヒカリ」の田植え風景「夕陽が田んぼを黄金色に焦がす夕暮れ時」
二上山、畝傍山を望む。明日香村の上空には次々と夏の雲が生まれ森の緑も深くなる
明日香村~千年の時を経て復活~飛鳥鍋
明日香村 幻の飛鳥鍋見るからに「美味しそ~」シメジにシイタケ、まずは青々とした春菊から箸を伸ばしてくださいね(何故かって?食べてみると納得出来ますよ)・・・
何とこの春菊(シュンギク)原産地は地中海沿岸だそうで…(この時代に随分と遠いところからやって来たものですね〜)急に明日香村がエキゾティックな雰囲気になってきました。
鍋料理と言えば欠かせないのがこの春菊、日本での発祥の地がこの奈良県北部※でありまして、それが全国的に広まったんだそうです。
なので…奈良のものは特別に「大和きくな」と呼ばれているのだそうです。明日香村にはビックリさせられることいっぱいですね!
「牛乳がすべての具材にコッテリと絡みついて味を閉じ込めて離さない・・・」
我が名古屋でも名古屋コーチンを活用して売り出したい位ですね~
勿論、名称は飛鳥名古屋コーチン鍋ですか〜(名前が長すぎ!サマにならない)・・・全国各地それぞれの土地で採れるお国自慢の特産物を加え、飛鳥鍋発祥地の明日香村で全国「飛鳥鍋コンテスト」なんか面白いかも⁉
千年の時を経て復活・・・明日香村の「飛鳥鍋」
牛乳は今から1,300年以上前の飛鳥時代に唐(中国)から伝わったといわれています。
唐の使臣が、現在の練乳に似た乳製品を天皇に献上し、後に乳牛が宮中で飼育されるようになりました。牛乳は薬としてとても貴重なものとされ、貴族だけが楽しめるものだったと考えられています。
飛鳥時代に唐から来た渡来人の僧侶が、寒さをしのぐためにヤギの乳で鍋料理を作ったのが最初という伝説があるようです。
飛鳥鍋は、このようなエピソードをふまえて郷土料理として復活し、現在でも冬の名物鍋として提供されています。
飛鳥鍋は、鶏肉やたくさんの野菜を入れて、牛乳を加えたダシでいただきます。
ベースは鶏ガラスープで、味付けは味噌または醤油。煮立てたところに旬の野菜などの具材を加えます。味付けは、家庭や飲食店などで異なり、それぞれ好みの味に仕上げられます。
具材が煮えたら、最後に牛乳を加えます。このとき沸騰させないようにするのが、おいしく作るポイントです。
コクのあるダシの味をひきしめるのが、ショウガ汁やおろしショウガ。薬味として七味唐辛子などとともに飛鳥鍋にはかかせない食材です。お好みにより、溶き卵にくぐらせていただきます。
明日香村の民宿を訪ねて…最初から〜「ただいま〜っ」♫
きっとあなたは「郷里の我が家」に戻ってきたかの如く、玄関に足を踏み入れた途端…「ただいま〜っ」と誰もいない空間に向って耳を澄ます筈。(普通は盆、節句に帰省した時、「こんにちは」とか「ごめんください」なんて言葉はでませんよね?)そんな空気が漂うアットホームな民宿の佇まい。
おかみさんは、母親の顔つきで「お帰りなさい」と奥から出てきてホンワカとあなたを迎えてくれますよ。あとは何の気兼ねもいりません。生まれ育った我が家かと錯覚しながら、ノンビリと羽を伸ばして都会の垢を落としていってください。
そのために、空気・水・陽光・大地そしてさらに、都会では決して味わえない田舎ならではの本物の食もの・レトロな宿・風景・人情・癒しに包まれること請け合いです。
人工的で冷たいけど、都会は都会としての役割あり。緑いっぱいの田舎には田舎の温もりと癒しあり。ましてや此処こそは日本人の心の故郷に立ち還る場所。
本当の幸せとは?
世界も日本もやっと、それに気づき始めたようです・・・後世に語り伝えるためにも。
明日香村の民宿は、家庭の温もりがそのまま伝わる宿として注目されています。
明日香村では毎日の暮らしが繰り返される自分達の住まいの中へ、昔話のように一晩の宿を求めてきた旅人を暖かく受け入れ、もてなしてくれます。通常のホテルとはひと味もふた味も違う筈です。(無論、旅館業法と食品衛生法の営業許可は万全です)
お待たせしました。それではご紹介いたしましょう・・・
明日香村ならではの民宿
まず「お食事」から~もちろん家庭料理です~
食事は地元の食材を使った家庭料理ですが、郷土料理の飛鳥鍋もおすすめです。牛乳ベースに味噌や醤油で味付けした鶏鍋です。古代にはヤギの乳を使ったとか。予約の時にリクエストして下さいね。料金はおなじです。
空気や水が美味しいと、おかみさんの作る家庭料理も美味しく感じますね~(それだけじゃないでしょ?料理の腕ってもんが…全くそのとおり!^_^;そう言えば思い出しました。飛騨高山で食べた一夜漬け、同じものを名古屋に戻って食べたところ、確かに美味いのですが、微妙に味が違った感じでした。やはり現地で食べる味には敵わない・・・)
※当地の名物料理、飛鳥鍋(牛乳ベース)もございます。(ご宿泊料金は変わりません。)
※同宿の方のご希望により、夕食が飛鳥鍋の場合もあります。牛乳が苦手な方は、予約時にお申し出ください。
明日香村ならではの民宿のご紹介です
①民宿・W W.K さん
天武持統陵のすぐ側にある古民家。母屋は築250年を超えるという重厚な建物。
門をくぐって向かう母屋は趣があり、ドラマのロケにも使われたことがあります。
ここで食事をいただきます。
「食事は特に気を遣っているんです」
という品のいい女将さん。宿泊は庭を隔てた閑静な離れで、くつろぎの空間です。
②民宿・Y Y.M さん
明日香村役場の近く、伝飛鳥板蓋宮跡も数分の距離で、元は料亭だったという民宿。
庭には当時を偲ばせる梅の古木があります。
料理にもこだわりがあるという女将さんは「細かなことですけど、茶碗蒸しに銀杏とゆり根は欠かしたことがありません」と笑顔で話す。
「ふれ合いは大事だけれど干渉しすぎないように、ゆっくりとくつろいでいただきたいんです」とも。
③民宿・Y Y.M さん
家の裏は伝飛鳥板蓋宮跡。
夕日を見送り、早朝には飛鳥時代の宮人に思いを馳せて散策が出来ます。
「気軽に泊まっていただける宿ですから」と気さくな女将さん。
食事をする部屋から、庭伝いに回り廊下をたどると宿泊部屋がある。
④民宿・H H.S さん
古い家並みの路地を入った静かな環境。石舞台や岡寺へは5分ほどの距離です。
「米や野菜はうちで作ったものですねん」とにこやかに女将さん。
「お客さんには満足して帰ってもらいたいですよって」と笑顔で話す。
庭を隔てた離れには風呂とトイレが完備してあり、のんびりくつろぐことができます。
⑤民宿・Y Y.K さん
飛鳥が一望できる甘樫丘が目の前。朝食前に丘に上って朝日を眺める人も多い。
裏には飛鳥川が流れます。
「もてなしの気持ちを忘れずに、特に料理に関しては精一杯作らせていただいてます」
と優しい笑顔で話す女将さん。人柄のにじみでる話しぶりです。
⑥民宿・K K.M さん
家の裏は古宮遺跡。
田んぼの中の土壇に1本の木が立っていて、田植えの頃には夕日をめがけてカメラマンが集まります。「うちは米や野菜、果物までほとんど自家栽培です」と女将さん。
「美味しいからと米を買って帰る人も多いんですよ」と話す。
部屋の花を生けるのはおじいちゃん。家族でもてなしです。
明日香村の民宿について詳しくお知りになられたい方は、連絡先お知らせいたしますので
「鎹八咫烏」宛てにメールください meister@chic.ocn.ne.jp
明日香村の秋の色も見逃せない・・・
明日香村「飛鳥川と紅葉」完全に紅葉する前の色もよいですね。パレットのような・・・
こんな写真を撮ってみたいですね~(そのためには、まず明日香村に行きなさい…天の声)
この紅葉も凄い色ですね…明日香村では、まだまだ色々と不思議な現象が見れそうですね
秋を告げる曼殊沙華
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典によると、仏教で伝説上の天の花。
サンスクリット語 majūṣakaの音写。純白で,見る者の悪業を払うといわれ,天人が雨のように降らすという。日本ではヒガンバナと呼ばれ鮮紅色の花を咲かす。
参考
※奈良県の【北部】と【南部】
【北部】
[北西部]
(奈良市、橿原市、大和郡山市、大和高田市、天理市、桜井市、御所市、生駒市、香芝市、葛城市、平群町、三郷町、斑鳩町、安堵町、川西町、三宅町、田原本町、高取町、明日香村、上牧町、王寺町、広陵町、河合町 )
[北東部]
(宇陀市、山添村)
[五條・北部吉野]
(五條市北部、吉野町、大淀町、下市町)
【南部】
[南西部]
(五條市南部、野迫川村、十津川村)
[南東部]
(曽爾村、御杖村、黒滝村、天川村、下北山村、上北山村、川上村、東吉野村)
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」の明和町観光大使
協力(順不同・敬称略)
一般財団法人 奈良県ビジターズビューロー
〒630-8361奈良市池之町3 奈良県猿沢イン3階 TEL:0742-23-8288
※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。
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