はじめに 記事をお届けするに当たり、先の北海道における地震災害、関西地方ならびに中国四国・九州地方における大雨・地震災害で未だ行方不明、並びに亡くなられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、被災された全ての方々に心よりお見舞い申し上げます。
新潟「棚田」
新潟「五泉のチューリップ畑」
新潟「新潟平野」
〜最近の若者達にみる不思議な動向に潜むもの〜
最近、「令和」になったばかりであるが、そればかりでなく…一昨年辺りから新しい時代に突入したのでは?と思うことが屡々ある。
田舎の知人友人達の近況報告や、雑談…そしてこの仕事に携わるようになって、何だか様子が以前とは違う?
特に過疎地域やシャッター通りになってしまった地方の中心街空き家に、若者達が移住したり、活動し始めたり…の現象である。
・・・あれ〜…なんだろう?と正体は見えねどその不思議なこの動きの謎に引っ掛かっているのは事実。
虚を突かれた珍しい出来事だ。いまは、ただ唖然の境地で見守るばかりの中高年層だ。思えば・・・
我々、団塊の世代は高度成長の主役として今日の日本を支えてきた人種であった。その結果が、世界を驚かせた経済大国日本!アジア圏の輝かしいリーダー国として輝かしい地位を築きあげた…という自負があった。しかし…
ふり返れば、楽しかるべき青春や家庭を犠牲にして、ワーカホリックと呼ばれる働き続けてきた代償が環境破壊、少子高齢化、経済格差、地方格差、弱肉強食の競争社会を招いていたのである。
そして、一番の悲劇は何を隠そう…自分達の時代に欠けていたものは…心の空洞化ではなかったか?
それが、一世代前の我が子らの時代である。そのツケは教育現場にも見事に連動した。教育者たる教師も同じ労働者。経済優先主義は詰め込み主義と同次元だ。時間に縛られた彼らは本来の哲学や目標を失い、子供の心の奥底まで覗くゆとりをなくしていた。子どもたちは得体のしれぬ何かに飢え、希望を無くし無気力になっていった。その下で、小中学校での荒れ、校内暴力、陰湿ないじめの現象が相次いだ。そしてその次の世代の若者こそ、いま目の前にいる孫の世代…20~30代の若者達なのだ。時代背景はすっかり、様変わりしている。
バブル景気とそれが弾けた後に、急速に進んだ一億数千の日本全体にハイテクの波が押し寄せ、バーチャル世代に突入する!操作に難渋する 団塊の世代はガラケーにしがみつき、新人類との価値観の乖離は二極分化する時代に突入。魔法のようにパソコン、ハイテク機器を自由に操作する若者や子どもたち。彼らはバーチャルな世界を自由に駆け巡る。それは不可能を可能にするもう一つの世界を手に入れたのだ。早く言えば現実逃避。非現実の世界では自分が望む儘に主役にも、支配者、勝者にもなれる。しかし、それはリアルな世界に戻れば
結局は夢であったことを悟るのである。その落差は余りにも厳しい。
一方、取り残されたガラケーの人々はどうか?しっかり身についた"イケイケドンドン"の合言葉は今も頭を占拠した儘である。若者達が自由を求めて故郷を捨て去り過疎化した限界集落を先祖から受継いだ方法で頑なに守るのだ。現実は厳しく結果はみえている。ある日突然人っ子一人いない景色が・・・それも目前に迫まって来た。
さて、過疎地域や限界集落、地方都市共通のドーナツ化現象と中心街の空洞化を抱える地方自治体は大企業への呼び込みや小手先のイベント等、あの手この手を駆使して、もがき苦しんでいるのである。
そこで、冒頭の若者達の過疎地域やシヤッター街への回遊現象に話を戻してみよう。ガラケー世代にとって、こうした周りの状況に変化が忍び寄りつつあることをそこはかとなく感じる今日此頃である。
そんな折も折、こんなニュースが飛び込んできた。
5月25日(土曜日)に、新潟市で地方創生ワカモノ会合を開催します。
内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局、内閣府地方創生推進事務局では、地域で活躍する、地域を元気にするヒントが見つかる「地方創生ワカモノ会合」を、全国8か所で開催します。
このうちの最初の会合である、新潟市での会合は、農林水産省協力の下、「スマート農業で、地域は変わる」をテーマに開催します。あなたがいま住んでいる地域や気になっている地域の未来を明るくするために、どのように活躍できるのか、どう関わっていけるのか、この会合に参加して、そのヒントを見つけてみませんか?
5月22日(水曜日)まで延長して、参加登録を受付中です。皆様のご参加をお待ちしています!
地方創生ワカモノ会合 in 新潟
テーマは「スマート農業で、地域は変わる」
地域で活躍する、地域を元気にするヒントが見つかる地方創生ワカモノ会合を、全国8か所で開催します。
新潟では、「スマート農業」をテーマに、農業におけるスマート農業技術、その実装、今後の活用可能性等をセミナー形式で紹介します。事例報告、パネルディスカッションでは、実際にスマート農業の技術開発や現場への実装に取り組んでいる方や、地方創生に取り組んでいる方から、その取組内容についてご説明いただきます。
開催日 2019年5月25日(土)
開場・受付開始 12:30 開会 13:00 /閉会 15:30(予定)
場 所 新潟市民プラザ 新潟県新潟市中央区西堀通六番町866 NEXT21 ビル6 階
募集締切 2019月5月22日(水)
主催:内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局、内閣府地方創生推進事務局
共催:新潟県、新潟市
協力:農林水産省
※定員200名。参加無料
※先着順。定員となり次第、締め切らせていただきます。
※応募者の個人情報は当事業の運営のみに使用します。
新潟「早朝の棚田」若者の未来の扉が、いま開かれる。
編集後記
地方創生、日本の未来は、それぞれの地域の若者の皆さんにかかっています。
各地で行われる「地方創生ワカモノ会合」に是非参加して、様々な分野で活躍されている方々のお話をヒントに、どのような形でもよいのでご自身の得意分野を活かして、それぞれの地域にあった地方創生に取り組みましょう。
若者の皆さん、社会の先輩たちから熱い期待を寄せられていますよ ‼ 自信を持って!
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」の明和町観光大使
協力(順不同・敬称略)
公益社団法人新潟県観光協会
〒950-8570 新潟県新潟市中央区新光町4番地1 電話番号:025-283-1188
農林水産省 北陸農政局
〒920-8566 金沢市広坂2丁目2番60号 電話:076-263-2161(代表)
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