はじめに 記事をお届けするに当たり、このたび関東地域を直撃した、強烈な台風15 号による被害は特に炎天下、長期間の停電復旧の遅れで、亡くなられた方々を始め、多岐に亘って被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
横浜の街を、風景を、人を光で SYNC (同調)させるナイトアートプログラム
「NIGHT SYNC YOKOHAMA ナイトシンクヨコハマ」 開催
スマートフォンで特別演出に参加してWeb ARのミラーワールドを体験しよう!
令和元年 10 月 23 日(水)~ 12 月 2 7 日(金)/ 新港中央広場を中心とした新港地区
クリエイティブ・ライト・ヨコハマ実行委員会は、世界から注目が集まるラグビーワールドカップ2019™開催の機会をとらえ、国内外の観光客を増やし、横浜のナイトタイムエコノミー*1活性化の契機とすることと同時に、さまざまな人が参画し横浜ならではの新たな魅力をつくるプラットフォームとなることを目的として、美しいイルミネーションと先端技術を活用した都市的スケールの光をシンクロさせる「NIGHT SYNC YOKOHAMA(ナイト シンク ヨコハマ)」を実施します。
【共催:横浜市、
クリエイティブ・ディレクター:齋藤精一(ライゾマティクス・アーキテクチャー)】。
「 NIGHT SYNC YOKOHAMA 」 のメインエリアとなる新港中央広場では、 メディアアートやイルミネーションを常時展開するほか、 新港地区の8施設も参画し 、毎日4回、18 時から21時の各約1 0 分間、特別演出を行います 。
この特別演出では、カラーキネティクス・ジャパン株式会社による日本初の試みで、多数の LED ライトをインターネットを介して管理・制御するコントロールシステム を活用し、広場と周辺の施設を一体的に、街全体を光と音で演出、 また、 神奈川県内のクリエイティブチームとして、面白法人カヤックと 株式会社 ソリッドレイ研究所の企画制作により、センシング技術 2を用いたWeb AR の活用で、来場者がスマートフォンを使って参加することのできるプログラムを実施します。
プロジェクションマッピングとWeb ARを組み合わせた演出もこれまでにない 事例となります。
「 NIGHT SYNC YOKOHAMA 」は、みなとみらい周辺施設や地域の様々なイルミネーション等とも 連携し、今後演出エリアを広げていくことで、回遊性を高め、横浜の夜の観光を促進していく予定です。
*1: ナイトタイムエコノミー の定義: 18 時から翌日朝6時まで の間に、 地域の状況に応じた夜間の楽しみ方を拡充し、夜ならではの消費活動や魅力創出をすることで、経済効果を高めること
*2:センシング技術:人やモノの状態を感知して、インターネットを通じて情報交換することにより相互に制御する技術
【 実施概要 】
開催期間 令和元年 1 0 月 2 3 日(水)~ 1 2 月 2 7 日(金) 1 8 時~ 2 1 時 1 0 分
開催場所 主会場:新港中央広場を中心とした新港地区
関連会場:神奈川県庁、山下公園、横浜美術館、大岡川 旭橋から黄金橋周辺
実施体制: 主催:クリエイティブ・ライト・ヨコハマ実行委員会
クリエイティブ・ディレクター: 齋藤精一 (ライゾマティクス・アーキテクチャー)
共催:横浜市
連携:クリエイティブ・ライト・ヨコハマ推進協議会
助成:令和元年度日本博を契機とする文化資源コンテンツ 創成事業
認証: b eyond 2020 プログラム
【クリエイティブ・ディレクター】
齋藤精一 (ライゾマティクス・アーキテクチャー)
「NIGHT SYNC YOKOHAMA」実施にかける想い
本年度の施策は、先ずは大きなプラットフォームの第一歩としてはじめました。多くの場所は各々で演出をし、コンテンツを作り集客をしています。
ナイトタイムエコノミーという言葉が一般化した今、街全体で同じ方向を向いて、街のブランドを更に強くしていくことが大事だと気付かされました。その試みの一年目として先ずは、イルミネーションを連動する“プラットフォーム”を創ります。
このプラットフォームの中に様々な企業やコンテンツホルダー、イベントや施設などがSYNC=同調し、参画してもらうためにも、初開催の本年は新港中央広場をメイン会場として広場周辺の予想を上回る施設様に参加いただきました。
次年度以降も更に大きなスケールになることを期待しつつ、本年の実施を体験していただければと思います。
【実施内容】
(1)常設演出 (新港中央広場、18時~21時10分)
プロジェクションとセンシング技術を使った映像装置を使い、双方向で体験できるデジタルコンテンツを投影します。
また、広場の植栽部分では、フラワーイルミネーションや50台超のフルカラー投光器による樹木のカラーライトアップを実施します。
(2)約10分間の特別演出(新港地区及び周辺、18時、19時、20時、21時から各約10分)
新港中央広場のイルミネーションや映像とシンクロし、新港地区及び周辺の8施設にご協力いただき、毎日18時から21時の各約10分間、建物壁面のカラーライトアップやサーチライトによるダイナミックな光と音楽の特別演出を行います。
複数の建物に設置したライトを一括でコントロールし、都市的なスケールで演出するのはこれまでにない試みです。
【特別演出参加予定施設(8施設)】
①ナビオス横浜
②横浜ワールドポーターズ
③MARINE&WALK YOKOHAMA
④横浜地方合同庁舎(仮称)建設予定地
⑤よこはまコスモワールド・大観覧車コスモクロック21
⑥横浜ハンマーヘッド (新港ふ頭客船ターミナル)
⑦ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル
⑧神奈川県警察本部庁舎
※令和元年9 月27 日現在
・カラーキネティクス・ジャパン株式会社
(フルカラーLED 照明、照明制御システム)
街の個性を「光」で発信したい。そう願う各地の皆様とともに2001年の設立以来、多様な光を具現化してきました。照明制御にIoT技術を取り込んで街に実装するのは、今回が日本初の試み。どうぞご期待ください。
・株式会社ソリッドレイ研究所
(マルチ画面連動インタラクティブ映像システム設計・センシング技術開発及びコンテンツ制作)
ソリッドレイ研究所は横浜で生まれてから、33年間インタラクティブ映像・産業用VRシステムを中心に携わってきました。この度、地元横浜で行われる大規模な都市型プロジェクトに、一企業として参加させていただけることを、とても光栄に感じております。これからの横浜が明るい未来に向かって、先端技術のリーダーとして邁進されることに、弊社が少しでもお役に立てましたら幸いです。
・面白法人カヤック
(特別演出全体企画/WebAR 実装)
WebAR の技術を使い、現実世界と拡張世界が同時に存在する"ミラーワールド"という新しい体験を通じて、「NIGHT SYNC YOKOHAMA」の描く未来を作り上げたいと思い、本演出を企画・制作しました。横浜の美しい夜景と、イルミネーション、プロジェクションマッピング、拡張世界がシンクロした、幻想的な特別演出をぜひお楽しみください。
(3)WebARを活用した特別演出
約10分間の特別演出では、現実のイルミネーション風景に、スマートフォンのスクリーン越しに現実を拡張したデジタル演出を付加できる「WebAR」技術を活用します。
これにより、来場者は拡張世界の入り口にスマートフォンで簡単にアクセスでき、今までになかったもう一つの世界“ミラーワールド”を堪能することができます。参加者の方々が、性別年齢国籍問わず、この現実世界と拡張世界が一つになったパラレルワールドを体験でき、またインタラクティブに楽しんでいただけるプログラムとなっています。
【ロゴマーク】
コンセプト
東海道の宿場町として栄え、海外から多くのヒト、モノ、コト、ブンカが流入して来た横浜には、150 余年に渡り脈々と積み上げられて来た独特の文化と世界観があります。
多くの都市では近年様々な大規模開発が進み、その都市が持つ文化や歴史が姿を消しつつある中で、横浜は新旧の文化が共存する国内でも稀有な場所です。
この横浜の魅力を更に多くの方々に知り、感じ、体感してもらうきっかけを作りたいと思いました。横浜の魅力を国内外に向けて改めて発信する事で、横浜のナイトタイムエコノミー活性化の契機と捉え、今後も海の玄関口として更に発展が期待される横浜みなとみらいエリアを中心に、街全体を使ったマクロスケールと、人・施設に参画してもらう事でのミクロスケールがシンクロする事で生まれる新しい横浜の夜の魅力を、新たな街のブランドとして創っていきます。
また、この取り組みは決して単年で終わるものではなく、この取り組みに賛同して頂ける人や企業に積極的に参画して貰いながら、中長期に渡って拡張を続けていくプラットフォームとしていきたいと考えています。
SYNC に込めた思いは、光や音の連動だけではなく、食や観光、コンテンツやおもてなしも、ぜひこの施策をきっかけにSYNC=同調することです。大いに期待したいと思います。
新たな夜のYOKOHAMA の魅力創造にご期待下さい。
【制作・協賛/協力】
●NIGHT SYNC YOKOHAMA 制作関連企業
・クリエイティブ・ディレクター : 齋藤精一 (ライゾマティクス ・アーキテクチャー)
・照明技術設計 : カラーキネティクス・ジャパン株式会社
・設計施工 : 株式会社乃村工藝社
・ステージ意匠設計 : 株式会社プロペラ・アンド・カンパニー
・特別演出全体企画/WebAR 実装 : 面白法人カヤック
・センシング技術設計 : 株式会社ソリッドレイ研究所
・映像制作 : 株式会社ティー・ワイ・オー
NIGHT SYNC YOKOHAMA 協賛・協力企業
【協賛】
大成建設
【特別協力】(50 音順)
エイベックス株式会社
神奈川県警察
コイト電工株式会社
パシフィコ横浜(株式会社 横浜国際平和会議場)
ヒビノ株式会社
横浜みなとみらい線
【協力】(50 音順)
新港ふ頭客船ターミナル株式会社
東急株式会社
一般財団法人 日本船員厚生協会 ナビオス横浜
MARINE & WALK YOKOHAMA
よこはまコスモワールド/泉陽興業株式会社
ヨコハマしんこうパートナーズ株式会社
横浜美術館/公益財団法人横浜市芸術文化振興財団
横浜ワールドポーターズ
【お問合せ先】
クリエイティブ・ライト・ヨコハマ実行委員会事務局(株式会社ゼオ内)
電話:045-227-6062(平日10:00-18:00) E-mail:info@creativelight-yokohama.jp
参考
ZIPANG-3 TOKIO 2020 “埠頭の上でミナトを楽しむ” 横浜に 『客船ターミナル』『商業施設』『ホテル』の 一体型新複合施設がオープン」
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
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