はじめに 記事をお届けするに当たり、このたび関東・東北地域を直撃した、強烈な台風19号による被害は特に大雨による水害で亡くなられた方々を始め、多岐に亘って被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
約600年の伝統をもつ俗に「ドンキャンキャン」ともいわれるこの行事は、5~12歳までの稚児によって行われるもので、きらびやかな衣装とのびやかな格調高い調子が見もの。
町内を周る稚児の風流に立ち止まり深々とお辞儀をする女性の姿に、この地方の人々の信仰心の深さを感じます・・・
水田天満宮稚児風流が筑後市で10月25日に開催。室町時代に始まったと言われる伝統行事。
水田天満宮神幸祭に毎年奉納され、福岡県の無形民俗文化財に指定されています。奉納する前に町内を周り、幽界の神遊びの幻像を示現した舞楽により、祭りの前触れの役を果たす一方、天下泰平、五穀豊穣の秋を祝う民衆の喜びを表すものです。
【神幸祭(稚児風流)概要】
日時:令和元年10月25日(金)9時~16時
会場:水田天満宮(筑後市大字水田62番地の1)
【問い合わせ先】
水田天満宮 TEL:0942‐53‐8625
稚児風流(ちごふりゅう)とは
太宰府天満宮の重要な荘園であった水田の地に子供を中心とした風流が残されており、毎年10月25日の水田天満宮の神幸に奉仕します。
3,4才の男子から風流に参加し、まず鼓(13人)次に鉦(4人)、締太鼓(4人)、大太鼓(11才位で2人)と役割を進めます。赫熊・陣羽織・野ばかまの服装に胸にそれぞれの楽器をつけ、大太鼓は花蒲団をかけ御幣を立て、依代となって風流の中心となり、他の演者は2列に向い舞う。その他の役として笛・道風流・笠鉾等があります。舞には本風流(定められた20数ヶ所で打つ)・おがみばち(町内の神社等で打つ)・まくりゅう・道ばやしがありますが、幼児を中心としているのでむずかしい演技は少ない。
子供の愛らしい動きは神に対する素朴な信仰を表現し、見るものをひきつけます。
水田天満宮の神幸祭「稚児風流」は明日開催です!
次号は、九州の二大天満宮の一つ「水田天満宮」についてご紹介いたします・・・
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(順不同・敬称略)
水田天満宮 〒833-0027 福岡県筑後市水田62番地の1 TEL:0942-53-8625
一般社団法人 筑後市観光協会
〒833-8601 筑後市大字山ノ井898(筑後市役所第二南別館)TEL: 0942-53-4229
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